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海外留学プログラム(マネジメントコース)

現地で経済・経営を学ぶ!自分のやりたいことを自分の力でやり抜く人に。 体験者:尾崎 嘉彦(おざき よしひこ) マネジメントコース。留学先:カナダ ビクトリア大学

留学情報

留学期間
2010年9月~2011年4月
選択した授業
前期:Business English and Communications Ⅱ(COM206B), Organizational Behaviour (COM220), International Enviroment of Business
後期:Fundamentals of Marketing (COM250), Financial and Management Accounting for Specialists (COM270) , Introduction to Canadian Business (COM290)

必ず留学合格点、そして奨学金申請も取ると心に決めて臨んだ日々。

Q
入学前から留学したいという希望はあったのですか?
尾崎

はい。本当は高校卒業後、すぐにアメリカの大学に行こうかと思っていたんです。日本では行きたい大学や学部がなかったので。でも、親の反対もあったりして迷っているときに、CUBEのことを見つけて「ここしかない」と決めたんです。CUBEは、学部の領域を超えて広いテーマを扱っているし、国際的な視点で学べそうだと思いました。
ただ、留学は必ずしようと決めていました。

Q
なぜ特別留学コースでなく、マネジメントコースを選んだのですか?
尾崎

できるだけ親に負担をかけずに行こうと思っていたので。特別留学コースは英語の授業が多いので力をつけやすいですが、マネジメントコースでも頑張れば大丈夫だろうと思って(笑)。
実際に入学してみると、マネジメントコースでも留学希望の学生は多くいました。英語ができる人も多いし、僕も負けずに本気で勉強しましたね。

Q
どのくらいの時期から準備を始めたのですか?
尾崎

本気でやり始めたのは、1年生の秋頃から。2年生になる前の春休みは、朝9時から夕方まで、同じTOEFLを勉強する5、6人の友達と猛勉強しました。

午前中は、50分間集中して10分休みを繰り返すというように時間を決めて。午後は、お互いにスピーキングの練習をしたり、1人で部屋にこもったリといった感じで。
このスタディーグループは佐伯先生の提案なのですが、ライティングはロジャー先生やポール先生に毎日のように採点してもらいましたし、スピーキングもブレント先生やポール先生にお世話になりました。ポール先生は特別留学コースの先生なので僕の授業は担当していないのに、夜にTOEFLの授業をしてくれたんです。

Q
強い意志で臨んだのですね。合格ラインは何点?
尾崎

留学の合格ラインはTOEFLで61点以上。でも68点以上なら奨学金に申し込めるんです。でも、69点以下だと1ヵ月早く現地に行って、ISIBMというBusiness Englishのコースを受けなくちゃいけない。「そんなのたまるかー!」と思って(笑)、70点を目標にして頑張りました。 そういう目標を持っていたせいか、思い通りのかたちで留学できることになりました。

実は、自分のなかで、奨学金を取れなかったら行かないって決めていたので、親にも内緒でした。たとえ取れなくても行けと言ってくれるでしょうが、それは自分で許せないので。 ただ、突然に言われた親は、ものすごくびっくりしていましたが(笑)。

カナダの学生と一緒に学んで、感じたこと。

Q
現地について、会話力は生かせましたか?
尾崎

かなり勉強していったので、丁寧に話してもらったら聞き取れるレベルにはなっていました。でも、ジョークが分からないのは困りましたね。「いま何って言ったの?」なんてタイミング悪くて聞けないじゃないですか(笑)。

授業は、先生によってさまざま。6人の先生のうち1人はフィリピン人、1人は韓国人。留学生もたくさんいるので、ほとんどの先生が丁寧に話してくれました。
ただ、ジョークの多い先生(International environment of Business)の授業は、3時間ぶっ通しの上に、教科書もスライドもないので、難しかったです。教科書があれば、予習することである程度は把握できるんですけどね。
そういう時は、先生の許可をもらって授業の録音をしたり、授業の後で日本人の友達とスタディーグループを作って内容を確認し合ったりして。

Q
一番おもしろかった授業は?
尾崎

Organizational BehaviourとFinancial and Management Accounting For Specialistsかな。
Financial and Management Accounting For Specialistsは、教科書をしっかり読んで理論を学んで、あとは練習問題を解きまくるというスタイル。CUBEの授業スタイルとは違うのでかえって新鮮でした。僕は理論だけ学んでも意味ないとずっと思っていましたが、理論を学ぶことも大切なんだなと思って。いろいろな経験をして、それを分析するための理論もこれからもっと身につけていくべきだと思いました。

Organization Behaviourは、教科書の内容を憶えて、個人やグループでその理論を使って分析していくのがおもしろかった。どちらかというとCUBEのスタイルに近いかな。
どちらも、現地の学生と一緒に受ける授業です。彼らの姿勢にも学ぶことが多かったです。

Q
カナダの学生から学んだこととは?
尾崎

みんな強いなと思いました。基本的には、学内でも一人で行動しているんです。勉強が終わって外に出て、友だちに会えば話が始まる。遊ぶときは遊ぶけど、ちゃんとメリハリをつけているんですよ。
型にはめられていないというか、自分のやりたいことを実行しているという感じがすごく良かった他人がやっているからではなくて、自分がやりたいからやる。自分をもっと信じられるようになりたいなと思いました。

価値観の違いを受け入れる大きな心を持つこと。

Q
授業以外でも学ぶことが多かったのですね。
尾崎

そうですね。留学生にしても、もともと経営や経済を学んでいる人たちが集まってくるので、優秀な学生が多かったです。
日本からも立命館大学や明治大学の学生が来ていて、とても刺激になりました。彼らはCUBEよりずっと学生数が多いので、留学するのも競争が激しいんですよ。TOEFLでの合格点数を取れても、行きたい学校の募集枠に入るためには、また面接とか抽選があったりする。
僕たちはとても恵まれているんだと思いました。あと、同じ日本人として負けたくない、という気持ちも湧いてきたりして(笑)。

Q
留学して、自分が変わったなと思うことは?
尾崎

何ていうか、人っていろいろなんだなと思えるようになりました。
たとえば、カナダでレストランに入るじゃないですか。注文を聞きに来てくれるまでにすごく時間がかかるんです。最初はすごくイライラしていたけど、最後の方は何となく受け入れられるようになってきて。
カナダの人は長蛇の列でも平気で並ぶし、店員が遅くても文句言わずにチップも払ったりする。とてもゆったりしているんです。自分は焦りすぎていたのかなと思ったりもしました。

Q
なるほど。受け入れる心が育ったというか?
尾崎

いやぁ、それは分からないですけど(笑)。たとえば、僕はCUBEの一期生なので、みんなでこの大学を良くしよう!って張り切っていたんです。でも、ちょっと肩に力が入り過ぎていたというか、全員を強制することなんて無理だし、人それぞれの感じ方は違って当然なのかなと思えるようになった。
人を見るときに、個人として尊重することの大切さを学んだ気がします。僕自身も、個人としての考えをしっかりと固めていきたいなと思っています。

留学スケジュール

2010年9月-12月 前期の授業。2010年12月-2011年1月 冬休み:メキシコへ。2011年1月-3月 後期の授業

留学生活について

Q:滞在先は?
ホームステイです。ホストマザーが本当にやさしい方で、仕事を持ちながらも毎日おいしい料理を作ってくれました。ご飯も毎日炊いてくれて助かりました。一緒にステイしていたメキシコ人の男子学生ともすごく仲良くなって、楽しかったですね。スペイン語も教えてもらいました。留学前に、スペイン語を第一言語とする家庭を希望していたので。
それから、毎朝に冷蔵庫を開けると、Yoshihiko、Jorge(ホルヘ)と書いたランチボックスが用意してあって、嬉しかったです(笑)。
Q:留学生の数はどのくらい?
ビジネス学部だけで2学期合わせて200人くらいだと思います。いろいろな国から来ていましたよ。ヨーロッパやアジアはもちろん、中南米、インド、ポーランド、北欧・・・。それぞれに国民性が違っておもしろかったです。最初は話しかけにくいかなと思ったけど、最後の方はみんなで頻繁にパーティーしてました(笑)。
一番仲良くなったのは、2つ年上のポーランド人。お兄さんみたいな感じでした。
Q:ジョークは通じるようになりましたか?
はい(笑)。分かったのは、笑いの感覚が近いのはメキシコ人。理論的なことより感覚的なことで笑えるのは、日本人と近いみたいで。一番おもしろくなかったのはフランス人のジョークかな(笑)。カナダ人のジョークはまだまだ難しかったですね。
Q:休日の過ごし方は?
冬休みは、一人でメキシコに16日間行きました。スペイン語の勉強もしたかったので。 あと、春学期の授業で仲良くなったメキシコ人とブラジル人と一緒にシアトルにも遊びに行きました。
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