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国内インターンシップ(農林業インターンシップ)

林業・花農家の現場を体験!農業体験をとおして、人生の勉強をさせていただいた。 体験者:藤原 麻耶(ふじわら まや)。インターンシップ先:高知県土佐町 土佐町森林組合、花農家 上田様

インターンシップ情報

体験期間
2013年9月8日~11日
内容
木の間伐、花の球根植え、他の花農家訪問、プレゼンテーション。


プロジェクトの概要

1日目:林業の現状について学び、自分自身で間伐を行う。

午前中は、林業のサイクルについて学び、林業の将来性や抱えている課題を知りました。
午後は、学んだことをベースにして、実際に間伐するべき木を自分で選び、チェーンソーやノコギリを使って自分ひとりで間伐作業を行いました。

2日目:球根3,000本を植えて、花農家の取り組みについて学ぶ。

午前中は、花農家の上田さん夫妻が行う百合の球根植えを手伝いました。
午後は、数件の花農家を訪問し、マーケティングや仕入れ、農業の取り組みについて学びました。

3日目:プレゼンテーション

土佐町の方々の前で、参加者それぞれが体験した内容についてプレゼンテーション。自分が体験したことや学んだことを活動報告しました。

インターンシップに参加した理由は?

林業の活性化のために、自分も何かしたい!

同じ年の3月にも、NTTインターンシップで土佐町を訪れていました。その時に、土佐町は面積の約80%以上が森林であること。将来性はあるものの、若い人の力を借りて活性化ができればというお話を聞いていたので、私にも何かお手伝いできればと思って参加しました。

経験したことのない農業体験で、自分の視野を広げたい。

私はときどき視野が狭いと言われるので、今まで意識したことのない農業の世界を体験して視野を広げたいという思いもありました。

プロジェクトを通して学んだことは?

「自分で考え、工夫して、実践する」ことを体感することができた。

木の間伐も、花の球根植えも、基本を教えてもらったうえで「じゃあ、後は自分で考えてやってみて」と実践させていただいたことにとても感謝しています。
たとえば、木の間伐では、実際に現場に行って「この森林のなかで、どの木を切ったらいいか自分で判断してみて」と言われて、私が選ぶと「そうだね、じゃあ切ってみようか」とチェーンソーを渡されるのです。
木を切るのは生まれて初めてで、ものすごく力のいる作業ですが、最後まで一人でやらせていただきました。
木や花は自分で話さない分、何が正解かは分からない。だから、自分が木の気持ちになって考えることが必要なのだと知りました。

当たり前のことに気づいていない自分を知った。

たとえば、木の間伐は、自分の山であっても自由にできる訳ではありません。動物の生息や土砂崩れの問題など、複雑な問題が絡んでいて「これだけ多くの木があるのに勝手には切れないのだ」ということを知りました。環境保護のことは、今や当たり前の問題ですが、具体的に言われてはじめて気づいたことでした。
花農家の方々が花を命のように扱っている様子も、当たり前のことでありながら、日頃そういった意識を持たない私にとっては驚きの連続でした。
世の中のさまざまなことに広く目をむけて意識してみると、見えなかった物が見えてくるのだと思いました。

農業に「ここまでやったら終わり」はない。自分がどこで満足するか。

球根植えは、上田さん夫妻がほぼ毎日行っている仕事です。今回は3,000本でしたが、4,000本植えるときもあり、それが終わると「あと100本植えようか」ということもある。農業には決められたノルマがある訳でなく、自分がどこまでやって満足するかなのだと教えられました。
農業体験をとおして学んだことは、すべての仕事や勉強にも通じることで、人生の大きな勉強をさせていただいたと思います。

CUBEで得たものとは?

自分の弱みを強みに変えることができた。

実は、1年生の頃の私は人前で話すのがとても苦手で、最初のプレゼンのときに手が震えて「麻耶は震度3の女や」とからかわれていたんです(笑)。それがとても悔しくて「絶対にプレゼン上手くなってやる!」と、それから必死で練習しました。
佐藤先生にアドバイスをしていただいたり、企業プレゼンやOB会などあえて緊張する場に挑戦して、今ではなんとか克服。先日行われたゼミの最終プレゼンでは、先輩のなかに混じって2位になることができました!
「自分の弱みを強みに変える」というのは、佐藤先生に教えていただいたことです。就活の自己PRでそう言える自信がつきました。

自分が望めば、ここにはたくさんのチャンスがある。

実は、このインターンシップに参加させていただいたのは、1ヵ月のカナダ留学から帰ってきて2日後。3年生に混じって参加しました。
大学は勉強するだけの場所と思っていましたが、人として学ぶことができるのは、いろいろなことにチャレンジしているからかなと思います。

これからチャレンジしたいこと。

歴史に残るような先輩になりたいです。

もうすぐ3年生なので、残りの学生生活でもっといろいろなことにチャレンジしようと思っています。
球根3,000本を植え終わった後の達成感は、今までにない感覚でした。でも、ここで満足してしまったらきっと自分の成長は止まってしまうので、もっと上を目指したい。
尊敬する先輩たちを見ているので、私は元の自分が弱かった分「こんな私でも今は強くなれたんだよ」と、いつか後輩を勇気づけられる人になりたいです。

農業・林業インターンシップ米作りや木の伐採作業など農林業を体験するとともに、現場の課題を学ぶ。

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