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学生に伝えたいこと

深く考える癖をつける

佐藤
正義と平和、あなたはどちらを選びますか?

うーん、考えたことないですね、平和かな。

佐藤
日本人はね、平和を選ぶ人が多い。でも、正義をとおさないと本当の平和は手に入らないんです。

妥協するだけでなく、戦うべきときは戦わないといけない。
僕は正義を選びます。戦うことで孤立してもこわくない。

それよりも、自分を曲げる方が100倍こわい。今まで培ってきたものが壊れるから。

戦うというのは、自分らしく生きるという意味ですね。

佐藤
そうです。何でも自分の頭で考えて、心に問いかけて、行動し、結果みて、修正する。そうやって自分のものにしていくんです。ラッキーで偉くなったり褒められたりしても、それは自分の将来のためにならない。

正しく自分らしく生きることです。控えめでも、たとえ世に認められなくてもいい。それが本当は価値のあることなんですよ。

僕は若者にちゃんと正義を語れる先生でいたい。

世間では、さまざまな不祥事が起こっています。

佐藤
そうだね、偽装問題も次々と起こっている。でも、ここでしっかりと見なければいけないのは、コトの本質です。

例えば、食品業界の偽装問題というけれど、どの部分に本当の問題があるのか?

価格競争の行き過ぎとか?

佐藤
それもある。でも競争しながらも、真面目にルール守って頑張ってる人は山ほどいる。原油高の問題は?本当に何が問題なのか、分かっている人は少ないんじゃないかな。

でも、ちゃんと本質に迫らないと、本当の対応策なんて分からない。

だから、ひとつ深く考えることが大切。僕たちは、そういう人を育てたいと思っています。

エリートについてどう思いますか?

佐藤
偉くなるのはいいけど、自分の利益は超越した方がいいね。

日頃、多くの経営者とお会いする機会があるんだけど、大きな仕事とか、他人を惹き付けて仕事する人は、「自分のため」は超えているんです。

本当にいい仕事をする人は、人をワクワクさせないといけない。あるいは、「おまえいいなぁ。その目的スゴイぞ、じゃ手伝ってやろう!」と言わせなくちゃいけないんです。

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