HOME > CUBE創設を支えた人たち > 石野 牧生
日本の教育界の重鎮である、加藤寛先生や野田一夫先生にお会いしたのもこの頃。このお二人に初めて会いに行ったときは、CUBEの目指す人材育成、学校創りがどう評価されるのか緊張感がありましたよ。それでも、CUBE創設の話を聞くと大いに賛同してくださって、その後、強力なサポーターになっていただきました。
汐留にできたソフトバンクのオフィスを見学に行ったら、公園みたいな広場があったり、ほとんどがガラス張りの部屋で、取締役もフリーアドレス。CUBEのキャンパスをガラス張りにしたのは、ここを参考にさせてもらったのです。
そうです。オープンキャンパスを何回かやり出すと、前列に同じ顔ぶれが並ぶようになってきたんです。CUBEのコンセプトに興味をもった受験生たちが集まり出して、その受験生同士がまた友だちになって。
でもね、佐藤さんはまだ決まってないことでも先に受験生に言っちゃうんです(笑)。
たとえば、吹き抜け空間の300インチの大画面を使って、入学式もやるとかね。僕たちはそんな段取りをしてないし、慌てて調整をするんです。受験生に言ってしまったことはやらないと嘘になってしまう。
いつしか、そういう仕組みができていました。佐藤さんが言ったら、それを僕たちが実現させるという(笑)。
すごく喜んでましたね、IT企業のオフィスみたいだとか言って。入学前のオープンデーは、70~80人が参加してくれました。それからも、1ヵ月に2回くらいはイベントをやっていたので、入学前には半分くらいの学生が既に友だちになっていた。入学式では、CUBEの学生だけノリが違っていました。
学生たちは、もう僕の顔まで覚えている。そのせいか僕がマイクをもって「静かに!」って言うと素直に聞いてくれる。その時に自分の子どもみたいな気がしました。ちゃんと面倒みてやらないといかんなと。