普通の大学なら、大教室で先生が話したことをノートにとって、
最後に受ける1時間くらいの試験で学力が評価される。
授業中に「黒板に定義を書いてください」っていう学生が
多いけど、記憶するだけではダメ。
社会に出てから学ぶことの多くは、実践や経験を通じて身につけることばかり。
車も教習本を読むだけでは運転できませんよね。実際に車を運転し、必要に応じてマニュアルを読むと、上手に使えるようになる。
そうですね。日本の学校ではそういった学習方法をとっていないので、1年生の間は「CUBEの学び」に慣れるまで大変だと思います。
もちろん、そうです。
「英語が苦手」とか「数学が嫌い」とか、いろいろあると思うけど、多くは自分ができないと決めつけているだけ今までの学び方や考え方を変えることで、まだまだ自分の力を伸ばすことができる。
1年生で最も特徴的なのが、基礎リテラシーの授業。
4クラス(1クラス50人ほど)に分かれて、調べる・考える・発表するといった基礎的な学ぶ力を養います。
そのクラス毎に固定の教室があって、クラスメイトや先生と1日に何度も顔を合わせる。家族やチームみたいに一緒に学ぶ一方、クラス単位で体育祭などのイベントや、大学のルールづくりにも参加していきます。
たとえば4月に、こんな場面を見かけました。
食堂で数人のグループがご飯を食べていたんですが、そこに入学したばかりでまだ馴染めない男の子がきて、一人ポツンと食事を始めた。すると、グループの女子学生の一人が「こっちで一緒に食べようよ」って声をかけに行った。
人間として大切なことを理解して、実践してくれる「CUBEの子」がどんどん増えていってほしいと思っています。