役場や住民の方と話をして、それぞれの地域が抱える問題を調査。ブロードバンドを敷くことで活性化につなげられる可能性を探りました。
3つのグループに分かれて企画立案し、NTT西日本本社でプレゼンテーションを行いました。
2年生の夏に「上海グローバルキャリアプログラム」に参加した際は、行動することを目標に頑張りました。しかし、実際に参加してみると、現地の学生を前にあまり質問できない自分がもどかしく、もっと成長したいという思いから、今回のプロジェクトに参加しました。
毎年恒例のNTTインターンシップ。尊敬する先輩でさえ、緊張して悔しい思いをしたという話を聞いていたので、自分も試してみたいという思いがありました。
大川村と土佐町は、「四国の水がめ」とされる早明浦ダム建設によって主な集落が水没し、ほとんどの住民が移転。大川村は、日本一小さな村と言われており、西宮市と同じくらいの面積に約400人が暮らしています。全面積の約90%近くが森林である土佐町も、若い人材が足りないという課題を抱えていました。
「嶺北地方」と呼ばれるこの地域は、林業が盛んで将来性もありながらそれを継いでいく若手がいないこと、村の良さをうまく発信できていない現状を知りました。
私たちは、ウェブサイトや現地ツアー、ワークステイなどを通じて村の魅力を発信し、その良さを分かってもらったうえで移住などにつなげる案を提案しました。
内容については最後まで迷いがありましたが、いざNTT西日本のオフィスに行ってから、「やはり内容がずれている」ことに気づきました。そのため、プレゼンの冒頭から謝罪をして、そこからのスタートになりました。
NTT西日本様からも「地域の活性化は必要だが、それは当社がする必要はないかもしれない」という評価をいただきました。
私たちの提案は、地域活性化にはなるかもしれないが、NTT西日本の収益性が無視されていたことに、直前になって気づきました。いつの間にか企業側の視点が抜け落ちてしまい、物事を一方的にしか見ていなかったのです。企業が存続するためには利益を出してこそだと分かっていたつもりでしたが、自分たちの甘さを反省しました。
振り返ってみると、課題の見つけ方に問題がありました。事前調査で過疎化が進んでいることを知った私たちは「そこに問題があるはず」と決めつけていて、現地で「人手が足りない」と聞いて、自分たちの聞きたい答えが期待どおりに返ってきたことに満足してしまったのです。
本当のニーズを見つけるためには、もっと広い視野で違う質問の仕方をすれば、違う問題を見つけられたのではないかと思いました。
NTT西日本の会議室では、フカフカの椅子に座らせていただき、その場の雰囲気に参加者全員がのまれている様子でした。みんな手が震えていて、正直何を喋っているかも分からないほど緊張しました(笑)。
それでも、終了後に後輩から「自信満々で喋ってましたね」と言われて、意外にも話せていたのかなと嬉しくなりました。まだまだ練習が必要ですが、1年生のときは人前で話すのが苦手で一回もプレゼン役は引き受けなかったこと自分を思い出すと、少しは成長しているのかなと思いました。
CUBEでは同じ学年だけでなく、先輩や後輩とも話すチャンスが多いのと、ゼミでは2年生から4年生までが一緒に授業を受けるので刺激をうけます。先日の卒論ゼミ発表会では、尊敬する先輩のプレゼンに感動しました。私も1年後にはあんなふうに話せるように頑張ります!
今3年生で就職活動をしていますが、面接で「どんな経験をしましたか?」という質問に、他の大学生が部活やアルバイトのリーダーと答えているなかで、ぜんぜん違う答えができることは大きな戦力だと思いました。
CUBEではインターンシップなど、自分さえ動く気になればいろいろなことに挑戦できるので、いい経験をさせてもらっていることに感謝しました。
私の周囲の人たちはみんなが頑張っているので、自分ももっともっと、という気持ちにさせられます。それに、一生懸命にやっている人を誰もからかったりしないし、素直に偉いなと思える雰囲気があります。だから、自分の思うままに貪欲に頑張ってほしいと思います。