1年次に行う「基礎リテラシー」授業のために設計された部屋です。
6~7人でのグループワークやクラス全員でのプレゼンテーションなど、さまざまな学びのスタイルに合わせて、可動式の机と椅子が並んでいます。
1年生の間は、クラスに分かれてこの教室に集まることが多いため、活動のベースとなる場所です。
教員の個室は狭く、共用ラウンジが広いことも、CUBEらしい空間設計です。このラウンジスペースはガラス張りになっているため、吹き抜け空間を挟んで、対面の学生スペースとお互いが見えるようになっています。
CUBEの教室はほとんどがガラス張りですが、教員も個室にこもるのではなく、教員同士や学生とのコミュニケーションを重視してほしいという意図が反映されています。
学生一人ひとりに専用ロッカースペースがあります。
携帯電話認証システムで開閉できるため使い勝手がよく、学生たちは重たい資料やパソコンを持ち歩く必要がありません。フィールドワークに出かける時もフットワークを軽く、積極的に動けるようにと設置しました。
吹き抜け空間から見渡すと、空中に突き出た箱形スペース。壁と天井はCUBEレッド一色。ここは、もっともCUBEらしい空間のひとつです。
このスペースは、次の授業の課題にむけて、学生たちが自ら進んで自習をする場所。先生や先輩、友だちと交流する場所。使い方はさまざまですが、学生には受け身の姿勢ではなく、自ら一歩を踏み出してほしいという思いがこの象徴的なデザインをつくり出しました。
7階から9階の各フロアにあるこのスペースは、学生たちのお気に入りの場所でもあります。