表彰台をイメージして作られたひな壇スペースは、一人静かに本を読むもよし、小さなプレゼンテーションの場に使うもよし。学生たちが自由な発想でさまざまに使ってくれることを期待しています。
CUBEキャンパスの中には、このように余白ともいえる空間がいくつもあります。気分転換をしたいとき、少し違った角度から物事を見たいとき、学生の気持ちを受けとめる場所になればよいと思います。
ランチを提供することが主な機能ですが、それ以外の目的でも学生たちが集まりやすい場所として、5階に設置しました。このフロアは、たとえば自宅に帰ると、リビングに家族が集まってくるような、家の感覚に近い空間になりました。
CUBEには、昼休みという概念はないため、各人がタイムスケジュールに合わせて昼食時間をとります。食堂の横には、卒業生たちが集まりやすいようにバーカウンターもつくりました。
5階から9階まで、キャンパスの中心に吹き抜けの空間が広がっています。誰かの声が聞こえたら、上の階から覗いてすぐに声を掛けられるし、お互いの顔が見える。この空間のおかげで、キャンパスには和やかな雰囲気がながれています。
また、吹き抜け壁面には、360インチ大画面にプロジェクターを投影できるので、学年全体のプレゼン発表会や入学式、ワールドカップ観戦などに使用しています。