伊藤 健顕 先生
- 専門:
- 会計学、財務会計
榎木 美樹先生
- 専門:
- 地域研究(南アジア)、マイノリティ研究、移民・難民研究、開発研究、NGO論
青木 慶先生
- 専門:
- マーケティング、企業と消費者の価値共創(オープンイノベーション、ユーザーイノベーション)
「教育工学」は、「教育」と「工学」が結び付かないため、何を研究する学問領域なのか、イメージしにくいかもしれません。そこで、定義を見てみると、米国教育工学・コミュニケーション学会は1994年に「教育工学とは、学習の過程と資源についての設計、開発、運用、管理、ならびに評価に関する理論と実践である。」と定義しています。つまり、教育工学は、学びの場に関係する全てのステップを研究対象にしています。
私は、教育工学関連の研究では、eラーニングによって得られる学習履歴のデータを分析して、どのような授業実践、学習支援をすると、どのような効果があるのかを調べたり、学生による授業評価アンケートのデータを分析して、授業の総合評価に影響を及ぼす要因を調べたりしています。
最近は、分析するデータの対象を教育以外の分野に広げ、会議の議事録やツイートなどのテキストデータ(単語や文章)の分析にも取り組んでいます。数値データなら、足したり引いたりでき統計処理もスムーズに行うことができますが、テキストデータは足したり引いたりできず、数値と同じような処理はできません。しかし、様々なテキスト分析ツールが開発されるようになり、コンピュータを用いてテキスト分析を行うことができるようになりました。CUBEの研究プロジェクトでは、皆さんと一緒にテキスト分析にチャレンジしたいと思っています。
父の部屋にあったタイガー計算機。子どもの頃のおもちゃ。
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