- 専門:
- 国際協力論、開発研究
- 専門:
- 社会保障・地方行政・人口問題
- 専門:
- Teaching English as a second language, Sociolinguistics, English through theatre, Second language acquisition and identity
初めて海外で暮らしたのは、大学3年生の時に交換留学で奈良に1年間住んだ時でした。この経験は私の人生を大きく変え、視野が一気に広がり、想像もできなかったさまざまな出来事や人生の道につながりました。その後、母国ルーマニアに戻って学部を卒業し、半年間フランスに滞在した後、再び研究生として日本に戻り、大学院に進学しました。以降はずっと日本で暮らしています。外国で生活し、外国語で勉強や仕事をする大変さを身をもって体験してきました。母国の大学で母国語で勉強するよりも、はるかに多くの時間とエネルギーを注がなければなりません。それゆえに、外国語を習得し、異文化の人々と円滑にコミュニケーションが取れるようになった時の達成感や、国際交流を通して得られる成長や思考の柔軟性が格別です。こうした経験をもとに、異文化理解の重要性や国際コミュニケーションの効果的な戦略について授業でも扱っています。
また、私の研究対象は日本庭園であり、特に美学的な観点から、明治時代の造園書にあらわれる自然の表象に焦点を当ててきました。授業では、庭園の意匠の歴史的な発展についてお話しし、学修の一環として相楽園への訪問も行っています。高校の頃から日本文化に関心があり、大学では日本語・日本文学を専攻し、2年生の時に茶道と合気道の稽古を始め、日本に来てからも続けました。私と学生の皆さんがもっている日本文化に対する考え方への違いや共通点についてお話しできることを楽しみにしています。
私の興味の対象が比較的よく変わりますが、その日にやるべき多くのことに集中するために私がコーヒーを必要としていることは常に変わりません。このマグカップは、フクロウの困惑したような表情を見るたびに思わず微笑んでしまうので、特にお気に入りです。
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