これまでにも青木先生の研究プロジェクトを履修し、チームごとに問題を調べ、顧客と売り手の立場に立ってアイデアを模索していくことに興味を持ったからです。
今期は海外から日本に訪れるインバウンドの方達に向けたプランを提案するという事で、マーケティングをおける海外と日本の文化や考え方の違いを知ることができると思いました。
私たちは、2025年に行われる大阪万博に訪日するマレーシア人をターゲットに「『スマホ』では見られない自然観光ツアー」を考えました。
今回のプロジェクトは阪急阪神百貨店と協力して行うものだったので、訪日外国人がどのくらいいるのか、施設・サービスの需要を実際にフィールドワークを通して見ました。中でも阪急阪神百貨店はVIP顧客への対応に力を入れていることを知り、私たちはターゲットを阪急阪神百貨店のマレーシア人VIP会員に限定してプランを考えました。
マレーシア人が抱える、日本での食事面・交通面の悩みに寄り添い、地方でVIPに馴染みのない農業、自然観光や文化体験を提供するプランにしました。
「『スマホ』では見られない」というテーマにした理由は、スマホで観光地の魅力を調べてから観光しに行くことが主流になっている現代、出てくる情報は有名な観光地ばかり。スマホで調べても出てこないような秘境の場所をご案内するという意味を込めました。
中間発表では値段やレストランのハラル認証の対応など細かい部分は決められていなかったですが、ターゲットの悩みにあったプランを提案できたと思います。
そして、最終発表までに見直した点は、ターゲットの深掘りです。レストランのハラル対応の有無や、税関で引っかからないお土産の選定で、よりVIPへの対応を強化しました。
私はこのプロジェクトで、「体験」と「ターゲット選定」の重要性を学びました。
私たちは、「『スマホ』では出会えない自然観光ツアー」を阪急阪神百貨店のマレーシア人VIP会員をターゲットに提案しましたが、ターゲットを絞る事でよりターゲットの悩みや求めていることを調べやすくなりました。
そして、日本で過ごす時間をより良い思い出にし、リピートしてもらえるように「その時、その人にしか味わえない体験」をキーワードにプランを提案できたと思います。
私はCUBEST COFFEE※ の副代表を勤めています。今回のプロジェクトで学んだ「顧客の立場に立って考える」を今後の活動に活かしていきたいと思います。
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