私がこのフィールドワークを受講したきっかけは、一年生の頃から多くの先生や先輩が話していた「とりあえず参加してみろ」の言葉でした。一年生の間は内向的で、自分に自信がなく毎日が面白くないと感じており、そんな生活を変えたいと思っていたときに掲示板に流れてきた広渡先生のフィールドワークに興味を持ちました。
フィールドワークというと「とても時間とお金がかかり、海外にも行かないと行けないし『めんどくさい』」というイメージが強かった私ですが、国内短期のフィールドワークは初めて行く私にとってはお手軽でとても参加しやすかったです。もちろん、当初は参加するかどうか締切日の朝まで迷うほど躊躇していましたが、CUBE内の本当に多くの人が「とりあえず飛び込んでみて、困ってから考えたらいい。困るまでは何も考えず飛び込んでみろ」と何度も何度も言っていたのを思い出し、締切日当日の朝4時半に志望動機書を仕上げたのを覚えています。
観光業について興味があったこと、ラグジュアリーホテルであるW Osakaへ宿泊できること、リサーチフェスタへ参加できること、の3点が理由です。授業では地方創生やマーケティングなど幅広い分野を今まで学習してきていました。観光業にも興味はあったのですが、大学の授業の中で観光業を学ぶ機会は今までなかったので、今回のフィールドワークが良いきっかけだと思い参加しました。
私は元々ホテルや空港、観光といったホスピタリティ業界に興味を持っていました。そんな時に見つけたのが本フィールドワークでした。このフィールドワークでは実際にホテルの宿泊研修や現在注目されている大阪IRについて学ぶことができる点に非常に魅力を感じて参加を決めました。また就職活動を控えていたこともあり、このフィールドワークを通して視野を広げる良い機会だとも感じ参加しました。
一回生の後期に広渡先生のプロジェクトを履修していました。プロジェクトの授業内容が、大阪IR推進局の職員からのお話を伺い、またW Osakaに訪問して講義を開いていただきました。プロジェクトでこのような内容を勉強していたということもあり、今回のフィールドワークでは宿泊をし授業内容を体感できるという事だったのと、大阪の観光の理解を深めたいと思い受講を決めました。
事前の授業では日本の観光産業や大阪IRそれに伴う二次産物、ラグジュアリーホテルについては基礎情報やホスピタリティー、などを学びました。ラグジュアリーホテルではW OsakaとJW Marriott Nara に訪問させていただきW Osakaの方で実際に一泊二日することで実際に調べていたよりも遥かに多くの「ホスピタリティー」を体感しました。また、W OsakaとJW Marriott Nara どちらも総支配人や副支配人、人事部長の方などへプレゼンを行いました。とても緊張しましたが、長い時間をかけてチームメンバーと仕上げる事ができ、お褒めをいただいた事が自信になりました。また、W Osakaの副支配人の方がおっしゃっていた、「このような学生のフィールドワークに協力すること自体が地域慈善活動として社会の役に立てている」、と日本の未来をとても長い目で考えておられる事が印象に残っています。
IR推進局では、職員の方から実際のIRの計画等を説明して頂いた後に事前に調べた課題やそれに伴う提案をいくつかプレゼンとして発表しました。しかしながら、まだまだ学生の甘い視点だったなと今は思いますが、IR推進局の方が「大人じゃ絶対思いつかない新たな視点で非常に良かった」と講評していただき、更なる成長を目指したいと感じました。
一通り終わってからは岡本リサーチフェスタに参加しました。これもみんなでプレゼンを作りましたが、多くの体験談や学生自身で集めたアンケート(オンライン上でフォームを作成し10代~60代の15か国の方を対象でアニメとIRとの関係・カジノのイメージなど174件)をもとにIRの未来についての提案を行いました。なかなか上手くいったような感触はありませんでしたが、フィールドワークの集大成としては非常に良かったと思います。
事前学習では、これから自分たちが宿泊するW Osakaがどんなホテルなのか、また他のラグジュアリーホテルとは何が違うのかをパワーポイントにまとめ、宿泊の際に発表しました。また、同時に大阪IRについても調べ、IR推進局で調査内容とそこから考えた自分たちの提案を発表しました。学外では、実際に宿泊し体験をしました。調査するだけでなく、実際に自分たちが足を運んで体感する事で、より記憶に残るものとなり今まで興味がなかったラグジュアリーホテルについてもとても興味を持つようになりました。そして、大阪万博が何なのか、カジノがどんなものなのか、IRが何なのか全く知らなかったのですが、IR推進局で話を聞くことで、理解をより深めることができました。関西空港で、普段は立ち入ることができない所に入って見学できたことも自分にとって良い経験となりました。
ネットではIRの情報が少なかったため、どんなものなのか知れない部分が多かったですが、直接お話を伺う事で、これからどういう風に動こうとしているのかを知ることができ、またリサーチフェスタでの発表にも繋げる事ができました。
事前授業では、自分達なりにホテルや大阪IRについてネットを使い調べていくことをメインで行いました。大阪IRという言葉は聞いたことはありますが内容はあまり知らなかった為、課題点を見つけ解決策を考えるのは難しかったです。また私は6人グループのリーダーを務めましたが、1回生が多いこともありなかなか意見がでず苦戦しました。しかし全員が話しやすい環境作りに徹し、最終的には意見が活発にでるチームになることができました。この事前授業では0の状態から自分達なりに調べ考え、話すことで形にするということを学びました。
実際にW Osakaでホテルの宿泊研修を行い支配人の方からお話を聞く中で、SDGsに力を入れていることはネットの情報を通して知っているつもりでしたが、想像以上に力を入れられていることに驚きました。歯ブラシ1つにもSDGsに貢献する形をとっていて、ただ宿泊するだけでなく、そういった好奇心を掻き立てるのが多くある宿泊研修でした。この経験を通して、私も生活の中でSDGsに貢献しようと思う気持ちになり将来自分が就職する企業もSDGsに貢献しているような企業に目を向けようという気持ちになりました。IR推進局に訪れた際には、事前に用意したプレゼンテーションの発表に対し職員の方目線でのアドバイスをいただくことができ、最終プレゼンテーションに活かすことができました。ネットだけでは知ることができない職員による説明を聞くことができ、懸念点(ギャンブル等依存症や交通の便)解消の難しさと経済効果の可能性を感じました。
W Osakaに1泊宿泊研修をしました。私自身ラグジュアリーホテルに宿泊したのは今回が初めての経験だったので、とても良い学生時代の思い出になりました。私たちはW OsakaのSDGsへの取り組みについて事前学習(ネットで検索して知った)をしていたので、実際に宿泊をしてアメニティが木製であることを見てSDGsの取り組みを実感しました。その他、女性が働きやすい環境を作られたりしていたのも印象的でした。
何度も言いますが、「飛び込んでみてから困れば良い」です。結果として私は朝4時半に広渡先生に志望動機書を送ったことに全く後悔していませんし、先輩や後輩、さらにはホテル業界の方々など多くの繋がりを持てました。プレゼンが間に合わない、仲間と揉めるなど困ることも少なくはありませんでしたが、それもこれも飛び込んでみないとできない困難には違いありません。今回のフィールドワークで得た自信を生かし、大学卒業までに何度も自ら困りに行きたいと思っています(笑)。有難うございました。
私は、大学に在籍している学生の間にしかできない体験や経験をできる限り多くしたいという思いから、フィールドワークに申し込みました。フィールドワーク以外にも、プレゼンテーション大会やディベート大会に多く参加してきました。多様な分野に触れることは、自分の視野を広げることにも繋がります。例え、初めは自分があまり興味のないことであっても挑戦してみれば変わることもたくさんあります。そして実際私は、体験や経験を通して視野を広げたことが就職活動でも役立ちました。授業を聞いて学ぶだけでは、なかなか学びを自分のものにすることはできません。しかし、実際に自分の目で見て体験することでより自分の記憶に残すことができ、自分の経験値となります。フィールドワークを通して、素敵な出会いもきっとありますよ。
このフィールドワークでは単にホスピタリティ業界を学べるだけでなく、これからの自分自身そしてこれからの社会に必要とされることを学ぶことができると思います。学びが多いフィールドワークの為ぜひ意欲的に参加してほしいです。
フィールドワークは、学内では学べない事や実体験できる機会です。良い経験にするもの自分次第ですが、この機会を逃さず経験してみてはどうでしょうか?是非、受講してみてください。
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