加古川・知を結ぶプロジェクトで最優秀賞を受賞!
加古川・知を結ぶプロジェクトで最優秀賞を受賞!

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プロジェクト

加古川・知を結ぶプロジェクトで最優秀賞を受賞!

Profile

濱邉隼輔さん 楠本さくらさん

●「加古川「知」を結ぶプロジェクト」とは?

神戸新聞社の協力のもと、加古川市と連携して、市内の企業・団体が抱える課題などについて、甲南大学の学生が調査・研究し解決策を提案することで地域の課題解決や活性化を図ることを目指しているプロジェクトです。2022度は、新規顧客の開拓、企業の人材確保、商業振興、地域活性化などのテーマで、3つのチームが調査・研究に取り組みました。

今回、「加古川・知を結ぶプロジェクト」に参加し、「大企業にはできない魅力的な企業のアピール方法」を報告し、最優秀賞を受賞されたグループより、代表して濱邉さんと楠本さんにお話を伺いました。

●今回のプロジェクト発表に参加した理由を教えてください。

濱邉:私の場合は、企業の課題解決に取り組むことが、卒業した後にも役立つ経験になりそうだと思ったことがきっかけでした。私のグループが課題を提供頂いたのは、鉄鋼を扱う「株式会社加古川製作所」様だったのですが、人材不足かつ従業員に若者が少ないという環境の中、定年を迎える人も多く、技術の継承ができないことに悩んでおられました。事業内容は充実されており、実力はあるけど認知度が低いことが一番の課題だと考え、SNSを使用したPR方法を提案しました。
楠本:加古川は私の地元でもあり、中学・高校生の6年間、吹奏楽部を通し地域の様々なイベントに参加してきました。その中でも、地域活性化の原動力の一助になることを目的とされている「楽市」というイベントが特に印象に残っていました。「楽市」のようなイベントマーケティングは、課題である「魅力をアピールする場」にピッタリだと感じ、調査していく中で、「オープンファクトリー」※に結びつきました。(※オープンファクトリー:工場での製造過程を一般の人に公開して、モノづくりやモノづくりのまちをアピールする取り組みのこと)

●調査・課題解決を進める上で苦労した点や、それを乗り越えるために工夫された点を教えてください。

楠本:今回のテーマ「若者が働き続けたいと思う企業」について、加古川製作所様へ訪問してヒアリングを進めていく中で、思いがけず他の問題がたくさん出てきてしまいました。初めは、全ての問題を解決したいと思っていたため、提案内容が多すぎてどれも中途半端になってしまっていました。しかし、的を絞って魅力を伝えることができれば、多くの問題を解決することができ、私たちも課題解決できるのではないかと考えるようになりました。グループの人数が多かった為、「SNS」と「オープンファクトリー」の2つの班に分かれて提案を深めていくことで、よりスムーズに進めていくことができました。

濱邉:SNS班としては、具体的には、特に若者の利用率が高いと思われるtwitter・Instagram・Tik Tokのうち、社員の方と意見交換し合い、文字だけでも投稿できるtwitterが使いやすいということで、事業内容をはじめ、社内の雰囲気などまで広げて情報発信することを提案しました。140文字と限られている文字数にまとめることは難しいとの意見もありましたが、続きはあえて返信蘭に記載することでより深く見てもらうなど、工夫した使い方もお伝えしました。その他、同じような方法で成功された企業の例をもとに、効果のある投稿方法や、拡散してもらいやすい書き方などについて調べ、マニュアルを作成し、発表することができました。

●グループワークを進められる中で、苦労した点・成長できた点を教えてください。

濱邉:私はリーダーだったのですが、調査のスピードや内容の濃さは人によって違うので、誰に何を頼むのかを調整することが一番苦労したことです。チームで進める難しさを実感しました。成長したと思えたのは、成果報告会での発表を経て、度胸がつき、臨機応変に動けるようになったことです。実は発表でもトラブルが起こったのですが、それまでの経験や入念な準備のおかげで、焦らず発表することができました。

楠本:グループで足並みをそろえることは簡単ではありませんでしたが、今回の受賞は、チームメイトがいたからこそいただけた最優秀賞でした。初めから、最優秀賞を取りたいという気持ちを持ち、日々の授業で真剣に話し合い、先方と意見が一致しない時もくじけずに乗り越えてきたからこそ得られた結果だったと思います。また、人任せにせず、一人一人がチームの一員であることを自覚し、平等に意見を言い合える環境作りもよかったと思います。

●今までのCUBEの学びで生かされたことがあれば、教えてください。

楠本:CUBEでは、一回生の頃から、英語をはじめとする各授業でプレゼンテーションをする機会が多く設けられています。また、多くの授業で色んな人のプレゼンテーションを聞くことができるので、良いところを真似したり、自分のプレゼンテーションに取り入れたりすることで、さらに磨きをかけることができているように感じます。自分よりレベルが高い人がたくさんいるので、日々刺激を受け、負けないように頑張ろうと思わせてくれます。また、プロジェクト科目では、約3ヶ月間1週間に5時間程度、同じメンバーで同じ授業を受けることで、とても仲良くなることができました。また、もともとプロジェクトのゴールが明確になっている為、そこに向かって全員で頑張り続けることができるのもいいところです。
CUBEは本当にオススメできる学部です。学部の人数も少ない為、一人一人手厚い指導を受けることができます。また、志が高い学生も多く、一つ一つの課題を丁寧にこなし、人のいいところをすぐに吸収し、自分のものにできる学生が多くいます。将来の夢がまだ見つかっていない人も、自分を知ることで明確な方向性が見え、どんな風に働きたいのかきっと見つけられるはずです。

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