青木先生のビジネス研究プロジェクトのチーム戦で14チーム中2位を獲得されたチームのメンバーである岡部さん、山本さんからお話を伺いました。
今回は青木先生のビジネス研究プロジェクトで、ネスレ日本株式会社様に提案した「キャラクター型キットカットのビジネスを継続的かつプロフィッタブルに成長させ続ける戦略」の内容についてご紹介します!
このプロジェクトでは約4か月間あり、5つのチームに分かれて取り組みました。今回のプロジェクトで挙げられた課題は、「通常『ネスレ キットカット』の認知度は高いが、キャラクター型の認知度はまだ低い」ということです。また、私たちは「通常キットカットの認知度は高いが、その割に購入率が低い事」も課題であると考えていました。
当初私たちは、テーマパークとは一切関係のない別の案で考えていました。それは、夫婦の日にチョコレートを渡す文化を生み出すことです。そこにLGBTQと絡めて、キャラクター型キットカットを「性別の壁を越えたパートナーへの日頃の感謝の象徴」として普及させようと考え、中間のプレゼンテーションに臨みました。しかし、いい夫婦の日にプレゼントを渡す習慣がない事や、LGBTQは賛否両論ある市場なので扱いが難しい事、オーバープロミスであることなどが課題として挙がりました。そこで一度私たちは提案内容を白紙に戻し、一から考え直すことに決めました。
次に私たちが考えたことは、誰もが手に取りやすい商品にする、ということです。そこで様々な調査した結果、全ての世代でスヌーピーが人気キャラクターランキングTOP10に入っている事を知り、ユニバーサルスタジオジャパン(以下:USJ)とのコラボ案へと繋がりました。USJには、「年間パスポートを所持している大学生は来園してもお土産の購入率が低い」という課題がありました。そこで私たちは、USJの課題とキャラクター型キットカットの課題を掛け合わせ、解決する提案をすることに決めました。
ターゲットを大学生にすることで、SNSを中心とした認知方法を考えていました。そのため、開封するまでのワクワク感により動画を撮影することや、世界観と同じポーズを真似て撮るなどの大学生の習性を活かすアイディアを考えていました。実際に粘土でキャラクターの世界観付きのカプセルトイを製作したり、アンケートを実施したりと視覚的に理解を深める為に実際に手を動かして作業することが多かったです。
最終プレゼンでは、キャラクター型キットカットをパーク内に設置することで、年間パスポート保持者の新たなパーク内の楽しみ方を提供し、キャラクター型キットカットの認知度向上や、ひいては通常キットカットの大学生購入率も向上することを目標におこないました。その結果、非常にワクワクする企画を提案することができ、結果14チーム中2位になることができました。企業の方にも褒めていただき、達成感に満ちあふれていました。
このプロジェクトでは、実際に社会で活躍されている企業の方に納得して頂けるような提案をチームで取り組むことが求められるため、机上の勉強だけでは味わうことのできない経験や、実践的な学びにより、社会に出てから役立つスキルや思考を習得することができます。
この他にも、青木先生のプロジェクト授業に関する記事がありますので、ぜひチェックしてみてください。
(3年次 岡部花音、2年次 山本真尋)
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