アメリカのダウ・ジョーンズ社が発行している、国際的に強い影響力を持つ経済新聞『The Wall Street Journal(以下、WSJ)』。今回は、シンガポール支部のセールスマネージャー ジョナサン・チャン(Jonathan Zhang)様を招待講師としてお招きし、マネジメント創造学部のグローバル・プロジェクト【国際経済入門】の時間に、CUBE生、ピッツバーグ大学生、そしてKONAN ライブラリ サーティフィケイトに登録している学生たちと、WSJの読み方を学びました。
イベント前半では、チャンさんから、各分野のおすすめコラムニスト、記事を音声で聞く方法、同じ記事を英語と日本語で見比べる方法、株価の動きなどデータを取得する方法など、知りたいことを効率的に知るにはどうすればいいか、好奇心を満たして英語も学ぶ一挙両得のすすめを教えていただきました。
イベント後半は、CUBE生が授業で事前準備したことをお披露目する機会でした。ロシアのウクライナ侵攻に関するWSJの記事を様々な角度から取り上げ、そのサマリーを英語で発表するとともに、客観的なデータを探してその記事に関する疑問点をチャンさんに聞いてみました。CUBE生が準備していた「現実に起こっている出来事をどの視点から伝えようとしているか」という疑問に、チャンさんはたくさんの有意義な返答をくださいました。
WSJの使い方がわかれば、より早く自分の知りたいことにたどり着けるし、もっと正しく深く内容を理解できるはず!自分の意見を持っている人になるために、新しい世界を見るために、今後も最大限活用してほしいと思います。
~~~発表したCUBE佐々木加奈さんからひと言!~~~
留学経験のない私でしたが、WSJの英語記事から、関連するデータを自分たちで集め、英語でプレゼンをするという特別な経験をさせていただきました。緊張しましたし、つたない英語でしたが、調べた内容が伝わっているとうれしいです。トピックに関する記事を探すのに苦労しましたが、チャンさんから、初心者向けのコラムニストさんを何人か紹介していただいたので、今後授業でWSJを利用する際には、よりスムーズに、求めている内容の記事を探すことが出来そうです!
~~~司会をしたCUBE杉本喜美子教授からひと言!~~~
チャンさんから、客観的な事実にもとづく記事を書くことを心がけていること、読者に最新の記事を届けるため、時として不完全な情報でもリスクを取りながら意見を発信していくことなど、ジャーナリストの抱える「難しさ」と、だからこその「面白さ」を伝えていただきました。
学生さんたちは、英語でついていくのが大変だったと思いますが、グループで準備してきた内容を堂々と発表していて、誇らしく思っています。実は、1週前に、みなさんの発表内容を確認し、丁寧に直してくれたのは、ピッツバーグ大学から来ていたミカエラさんでした。本当にありがとう!
Zoomでの開催だったので、当日は、CUBEの5階アトリウムでも放映し、授業の外にいる学生のみなさんも雰囲気を楽しんでくれていました。チャンさんはもちろんのこと、このような機会をセッティングしてくださった極東書店のみなさま、図書館とCUBEの職員さんたち、本当にありがとうございました。
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