本日は12月に実施された卒業研究発表会における学生インタビューをお届けします。
インタビューは4年生を代表して「吉瀧花美さん」に伺いたいと思います。
卒業研究テーマは、【世界で勝ち残る職人とは?ニッチを狙う販売戦略】です。
職人産業を多角的に比較・分析し、成長させるためにすべきことを検討しました。職人である父を見て、日々高い技術の需要の大きさを実感していますが、その一方で、継承者不足が深刻化していることに危機感を抱いていました。調査を進めると、職人産業が衰退している記事や論文はあっても、具体的な打開策はどこにも書かれておらず、外部の支援だけに頼らず職人が自らできることもあるのではと思い、研究テーマに選択しました。
職人がすべき取り組みは分かったものの、日々忙しく働いている職人が、敢えてリスクを冒してまで新たな試みをしたいとは思わないことが分かり、どう結論付けたらよいのか、理想と現実のギャップに悩まされました。そこで、実際に職人の仕事を経験し、様々な職人と接したり、職人や消費者に向けてアンケート調査や聞き取り調査を行い、職人の技術をどう活用するのが最適であるかを検討したり、少しでも現場の課題を把握しようと努めました。
膨大なデータの中から信頼できる情報だけを選択することは決して簡単ではありませんが、授業において様々なテーマでレポート作成やプレゼンテーションを行っていたことで、自然と力を身に着けることができました。また、アンケートや聞き取り調査を成功させることができたのは、アウトプットを重視したCUBEの授業が活きていると実感しています。英語で発表するのはとても緊張しましたが、これまで英語を手段として学んできた経験を活かすことができました。
4年間、沢山の挫折や失敗を経験するなかで、相手の立場で考えられるようになりました。物事を客観的に捉えられるようになったことで、一人では成し遂げられないことにも挑戦でき、素敵な先生や仲間たちとめぐり合わせてくれたCUBEに感謝しています。卒業後は、オーストラリアの大学院で起業学を学び、いつか職人と皆様を繋ぐようなビジネスを生み出せればと思っています。
以上、インタビューをお届けしました。
発表会当日は、発表を全て英語で実施しており、とても魅力的なプレゼンテーションでした!!!
本当にお疲れ様でした。
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