CUBEの学びの中心であるプロジェクト科目。今回は青木先生の「統合型マーケティングコミュニケーション―歌舞伎のPRプラン―」について、2年生の久寿米木那奈さんと阿部百恵さんのレポートをご紹介します。
マネジメント創造学部の青木プロジェクト(授業名:ビジネス研究プロジェクト)では、各班5人グループで「若年層の歌舞伎離れ」という課題解決に向け、マーケティングの知識を用いながら、「歌舞伎をどのようにPRし、若年層を中心に興味を喚起するのか」というアイデアを考案しました。
プロジェクトでは、広告代理店の新通様と松竹株式会社様のご協力の元、実際に大阪松竹座で十月花形歌舞伎『GOEMON 石川五右衛門』を鑑賞し、京都の南座では舞台体験ツアーに参加させていただきました。それらを通じて歌舞伎についてより深く学び興味を深めることができました。
(松竹座)
(南座)
私達の班は今回、「生み出せ!クリエイターの卵!」というコンセプトで、『服飾学校内において、歌舞伎に関する授業プログラムを導入する』ことを若年層への歌舞伎のPR案として提案させていただきました。
歌舞伎の訴求点として「衣装」に焦点を置き、ターゲットを服飾学校の先生にしました。そうすることで間接的に服飾学生にアプローチし、歌舞伎に触れてもらう機会を作ります。この授業プログラムを服飾学校に導入する狙いは、インプット(歌舞伎の観劇)からアウトプット(服飾学生による、歌舞伎を題材とした作品の制作)までの一連の流れを行う体験型授業を創出し、中長期的に歌舞伎に触れてもらうことです。
私達の班は2回生2人、3回生3人の編成で、グループワークでは3回生が中心となって進めてくださりました。先輩方からは、チームマネジメントやプレゼンの仕方など学ぶことがたくさんあり、とても良い経験になりました。また、企画を提案するにあたり、新通様にCUBEに来てアドバイスをいただいたり、ターゲットとなる服飾学生の方々に実際にアンケートを行ったりしました。
このような実践的な学びを体験することができるのが、CUBEの魅力の一つだと思います。
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