今年度開講された「Model United Nations」というテーマの研究プロジェクトは、模擬国連への参加を目指したプロジェクトです。JUEMUN(日本大学英語模擬国連大会)への参加を目指し、国連への理解を深めながら、生きた英語を身につけます。大会では他大学の学生と一緒に英語でのプレゼンテーション、ディスカッションなどを行います。日本国以外の視点から世界全体に関連する問題を分析し議論することで、グローバルな視点から問題を考えられるようになります。
以下この研究プロジェクトを履修した学生の声をお届けいたしますのでご覧ください。
・4回生 善川 理代
もっと英語を勉強したいという気持ちがあったことに加えて、大学1、2回生の必修科目で学んだSDGsを何かで活かしたい、この模擬国連のプロジェクトはまさに大学で学んできたことの集大成を見せる場として不足なしとシラバスを見て思いました。模擬国連では参加者1人1人に国が割り振られ、参加者は割り振られた国の代表として振舞うことを要求されます。私はグアテマラの代表として、グアテマラが抱えている問題を発表し、グループ活動では解決策を他の国の代表者と一緒にディスカッションしました。模擬国連で使用される言語は全て英語だったのでついていけるか不安でしたが、英語や各国の抱えている問題をしっかりと勉強するまたとない機会だと思い必死にディスカッションに食らいついたのはいい思い出です。模擬国連で自分の知らない単語や知識をインプットする度に、常にステップアップしている感覚がありました。
・3回生 田中 玲愛
このプロジェクトを選択した理由は、世界の課題に目を向け、自分なりにその解決策を提案できることに面白みを感じたからです。プロジェクトでは、自分が担当している国の課題を調べ、同じ地域の仲間と情報共有をし、解決策を考えるというが主にベースでした。それらを何度も繰り返していくうちに、課題への理解が深まり、より濃い学びを得ることができました。模擬国連当日は、それらの経験が活きたため、積極的に解決策を提案するなど自信をもって発言することができました。今回の経験で、英語力をもっと向上させたいと思うと同時に、世界が直面する課題について一個人として何ができるのかを考えて行動していきたいと思いました。
・2回生 西村 圭人
模擬国連のプロジェクトを選んだきっかけは、一年時にこのプロジェクトの担当のJoshua先生からお誘いのメールを頂いたからです。履修するなら英語で学びたいという希望があったのでこのプロジェクトに参加することにしました。
発表内容は、私が担当した国であるボツワナでの食品廃棄物問題についての問題提議とその解決策についてです。具体的に言いますと、ボツワナでは未発達のインフラと独自の文化に起因する食品廃棄が深刻になっているという事実とその解決策であるインフラ整備をするために他国の協力を仰ぐ。その上で必要となる電気には自国の広大な土地を活用し太陽光発電を用いて供給する。といった内容になります。
このプロジェクトは、自分から発言をすることが難しかったですが、それが成長した点でもあります。オンラインというのもあって、全く面識のない他大学の生徒といきなり話し合いをすることは容易ではありませんでした。ただ、時間が進むにつれて徐々に適応でき、最後には自分の意見を堂々と英語で発表することができました。
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