CUBE生が『「調査研究」による地域貢献活動への参加』プロジェクトで、兵庫県たつの市で開催された「たつの市地域創生アイデアコンテスト2021」に参加しました。
前回のチーム「COPAIN」のインタビューに続き、今回は【グランピングで繋がる地域と観光】を発表した、チーム【7stars】から3年生の 打越まゆ さんのインタビューをお届けします。
参加した動機は2つあります。
1つ目は私自身田舎に生まれ育ったため、田舎とのつながりが強く、そこから地方創生について興味をもち、学びを深めたいと思ったからです。
2つ目は自分たちが考えたアイデアを「たつの市地域創生アイデアコンテスト2021」に参加して実際に市役所の方々の前でプレゼンテーションする機会が用意されていたということです。プレゼンテーションの後は、職員の方々からフィードバックを直接頂くことができ、とても貴重な経験になりました。
3〜7人で1つのチームになり、チームで地域の持つ課題についての調査・分析を進め、地方創生に貢献するためのアイデアを考えてプレゼンテーションをするプロジェクトです。1人1人が輝ける、そんなチームにしたい思いで、私のチーム名は【7stars】にしました。
地域の方々が求めていることと自分たちが考えるアイデアやもたらす効果をどのように結びつけるのか考えるのが難しかったです。この課題を解決するために、市役所の方にお話を聞く機会を作っていただき、アイデアに磨きをかけました。また自分たちのチームが求める情報は自分たちで企業の方にアポイントを取り、お話を聞く機会を設けていただきました。
対面で外部の方からお話を聞くことは距離の関係によって範囲に限りがあると思います。しかしオンラインだからこそ兵庫県の地域だけでなく、遠く離れた石垣島など全国からゲストスピーカーの方々に来ていただきお話を聞くことができました。これはオンラインだからこそ実現できた貴重な機会だと思います。
たつの市が持つ魅力的な山や海・川など豊かな自然や食材を活かしつつ、コロナ禍において3密を避けて楽しむことができるグランピングが地方活性化をするにあたって最適だと思ったからです。
たつの市の自然や食材を最大限に活用するのと共に、地域コミュニティ強化を図るためのイベントや取り組みを入れたグランピングを提案しました。そのイベントや取り組みについては以下になります。
[1]種まきから収穫、食べるというサイクルを自分たちで1から生み出すことによって食育と地域の方との団らんや交流の場を設ける。
[2]流しそうめん大会や竹とんぼづくり、大掃除大会など子供からお年寄りの方が参加するイベントの企画・実行。子供には放課後の遊び場の提供と遊びの継承、お年寄りには子供からのインスピレーションや活力など精神的な活性化を促すことを目的に掲げました。
この2つの取り組みを通し、何か困ったときに助け合える人と繋がれる地域コミュニティを創造することができると考えて提案しました。
また、グランピングにしようと思った背景にあるたつの市の現状課題やグランピングの需要、地域の方々の声なども入れ込みました。現状課題については以下のように分析しました。
[1]知名度が低い(近隣の姫路などと比較すると)
[2]宿泊客数が少ない(観光客数:宿泊客数 8:2)
グランピングを活用し地方創生に成功した事例を発表するにあたり、企業の方とコンタクトを取り、誰が書いたのか分からないようなネットに溢れている情報ではなく、企業の方に提供していただいた正確な情報を得たことに対して高い評価をいただきました。さらに内容が全体的に今の流行りを取り入れていておもしろいという評価もいただきました。
また字をできるだけ大きくすることや、写真やアイコンを用いて見やすい発表スライドにすることを工夫しました。
分析をさらに先まで進め、アイデアもたつの市が持つ課題にしっかりとフォーカスしたもので感心しました。またすごい熱をもって話されていた大学のプレゼンテーションは印象的でした。しかし、私たちCUBE生は1年生の頃からプレゼンテーションをする機会が多いため、他大学と比べて話し方が堂々としていたように感じました。またスライドのデザインが見やすく綺麗だと思いました。実際に他大学の教授や生徒の方々から褒められることや「スライドのつくり方を教えてほしい」というお言葉をいただくこともありました。
下級生と上級生が混合したチームで動くため、協調性と意見の出しやすい雰囲気作りに力を注ぎました。またより良い成果を得るために自分たちから積極的に動き、たくさんの情報を集める力、その中から自分たちには何が必要なのか考える力を得られた気がします。
このプロジェクトで得た力はこれからの学生生活や社会人になってからも必要になってくるものだと思います。そのためこれからも自分たちで1から考え、話し合い、チームで作り上げたものを第三者の方に伝えるといったような体験をして、今以上にスキルを落とすことなく、向上させ続けていきたいと思います。
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