CUBE生が【加古川「知」を結ぶプロジェクト】に参加し、高い評価を受けました!

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CUBE DIARY

CUBE生が【加古川「知」を結ぶプロジェクト】に参加し、高い評価を受けました!

2021.01.22

このプロジェクトについてお聞かせください。あなたがこのプロジェクトに参加しようと思った動機は何ですか?

本プロジェクトは、コロナ禍における学生生活で参加可能な数少ない学習の機会であったからです。2020年前期は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響から自粛生活を余儀なくされ、他学生と協働して何かに取り組むことができませんでした。そんな半年間を経たからこそ、学習意欲が向上し、政策提案という難題を扱うプロジェクトにも迷わず参加を選択することができました。

プロジェクトはチームで取り組まれたことと思います。チームの活動で難しかった点や学んだ点を教えてください。

チームでの活動には、チームメンバーの絆を素早く深く築くことが重要だと学べました。本プロジェクトでは、加古川市行政に対する課題設定から政策提言まで、全て自分たちで探し出すことが求められました。そのために私たちは、常にどのような意見でも言い合える絆と雰囲気作りを意識していました。そのおかげで、毎ミーティングでは、絶えることない意見交換で議論を発展させ、最終的に全員が納得する政策提言に行き着くことができました。

アンケートや実地調査で初めて知ったことやそこから学んだことを教えてください。

プロジェクト開始当初、私たちは自転車を利用した観光促進案の提案を考えていました。そんな中、実際に加古川市を訪問し、自分たちも自転車を利用して市内を周遊したところ、想像していた以上に加古川市が広大であることや住宅街が密集している状況などを目の当たりにしました。そこで、自転車ではない他の方法で加古川市の観光を促進できる提案をするべきだろうという考えに変化しました。教室で議論するだけでは実際の状況を知ることは困難で、五感を使った情報収集の重要性を感じました。

今年度はオンライン上で授業がありましたが、対面との違いやオンラインならではの学びを教えてください。

授業は対面とオンラインを併用していました。オンラインというコミュニケーションツールを利用し始めてから、場所や時間を問わずに相手と対話できるようになる点が非常に便利になりました。しかし、対面という状況であれば、相手の表情や声色を読み取るなどの些細な変化にも気づくことができますが、オンラインでは、その点が非常に困難であると思います。いつも通りのテンションや言葉遣いでは、思わぬ誤解を生んでしまうことがあるため、いつも以上に相手の視点で考えた言動をすることが必要だと感じました。現状増えつつあるオンラインでの対話を通じて、相手の視点で考え、自分自身の言動に反映する力を伸ばすことで、今後対面での対話が増えた際に、より有益な時間を過ごすことができるようになると思います。

最終的にどんな提案・発表をされましたか?特に工夫した点や評価されたことなどお聞かせください。

私のチームでは、加古川市の現状課題を「知名度向上」であると定め、知名度向上のためにSNS上で影響力のある情報発信者「インスタグラマー」を起用した屋外ウォーキングイベントとフォトコンテストの同時開催案を提言しました。そこで、SNS利用の有効性を示すため、香川県:父母ヶ浜の経済効果などの「データ」を適切に利用することを意識して内容を構成しました。また、発表内容に関して、「コロナ禍における」という本プロジェクトの議題にきちんと沿っていた点と政策の「実現可能性」を評価していただきました。実際は、議論を進めている中で、何度も自分たちの意見だけが先行してしまい、議題から逸れた政策になってしまうことがありました。しかし、その度にチームメンバー全員で軌道修正をし合ったことで、最終的な政策に練り上げることができたのだと思います。

このプロジェクトを通じて、どんなことが成長したと思いますか?

私たちは、本プロジェクトにて、加古川市の問題の本質を捉えることに困難を感じていました。目の前にあるたくさんのデータや情報に捉われ、調査研究が滞ってしまうことがありました。そのようなときに、現地への「実地調査」が私たちの視野を広げる契機となり、加古川市を訪問し、半日以上サイクリングを行いました。また、SNS等を利用してアンケート調査を行ったことで、私たちの仮説が妥当かどうかを肌で感じることができ、最終的な政策提言に行き着くことができました。この経験により、私たちは、日々インターネットによって「安易な解答」を与えられ過ぎていて、改めて疑問を抱き、その答えを得るために現実の世界で行動することができなくなっていると気づくことができました。溢れる情報の真偽を確かめ、物事の本質を捉える力を伸ばすことの重要性を今後も忘れることなく、学生生活で活かしていきたいと考えています。

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