留学体験記 : 2回生 佐久間 葵 さん

留学体験記 : 2回生 佐久間 葵 さん
留学体験記 : 2回生 佐久間 葵 さん
CUBE DIARY

留学体験記 : 2回生 佐久間 葵 さん

2020.02.27

みなさん、こんにちは。

本日は2回生の佐久間 葵さんから留学レポートが届きました。

留学に旅立ってから約半年が経ち、どのような成長・留学生活を送っているかご覧ください。

 

留学しようと思ったきっかけ

高校生の頃から留学に対する漠然とした憧れを抱いていました。CUBEでの1年目の前期が終了し、夏の休暇を終える頃にふと今後について考えてみました。授業で課題やプレゼンテーションをこなしていく中で身についた能力をさらに向上したいと思い、新しい環境に身を置いて何かに挑戦しようと決意しました。そこで、英語力を向上させるためにアカデミック留学を目指すことにしました。 アカデミック留学は、単に英語のスキルアップだけでなく、現地学生とともに開講科目を受講できることが非常に魅力的です。自然豊かで1年を通じて温暖なカナダ・ビクトリアでそれを実現できるのは絶好の機会ではないかと思ったことが大きな動機です。

CUBEでの英語学習で留学に役立っている事柄について

CUBEの英語の授業では他大学また他学科と比較してもプレゼンテーションやディスカッション、グループワークなど自発的にアウトプットする機会が非常に多いと感じます。また、取り扱われるコンテンツも多様です。1年次はSDGsについて深く触れ、世界規模の問題への理解を深めたり、英語でのプレゼンテーションの進行方法について学んだり、これからの人生においても必要になるだろう基礎的なスキルを身につけるのがメインに構成されていました。2年次は、1年次に身に付けたスキルを活かしてディベートをしたり、実在する企業に、また一ヵ国についての内容にフォーカスした プレゼンテーションをしたりとより実践的な授業が多かったです。そのような状況はビクトリア大学でも同じで、履修科目にもよりますが、プレゼンテーションやレポートなどグループ単位でのパフォーマンスとして評価される機会が非常に多いです。 グループワークに対する抵抗や苦手意識を抱くことなく取り組めているのはCUBEでの英語学習で習慣化していたからだと思います。常に自分の意見を持つ意識の定着が、意見を求められた際にも怖気づくことなく”自分“として行動できています。

留学先での授業や現在の取り組みについて

今期はビジネスコミュニケーション、国際経済、カナダのビジネス環境について学んでいます。

「ビジネスコミュニケーション」のクラスでは、グローバルな環境の中で文化や言語の壁を越えて活躍する際に、実用的で役に立つようなコミュニケーションの方法を学びます。コミュニケーションといっても口頭での会話、Eメール、レポートなど形態はバラエティに富んでいます。異文化と自身が慣れ親しんだ文化との違いを知り、時と場合によって適切な対応ができるようになることが大きな目的です。国際的なコミュニティの中では同じ1文でも受け手によって意味が異なって伝わることがあったり、共通理解に差異があったりするケースが起こる可能性があり、世界各国様々な文化圏出身者で構成された教室内で実際に起こるので非常に実践的でダイレクトに違いを感じられる授業です。

「国際経済」のクラスでは、グローバル化とはどんな現象でどのような影響をもたらすか、貿易の目的、どの産業で汚職が多発しているかなど、トピックがユニークで興味深いテーマを学びます。この授業でも短いディスカッションがあり、2週間に1度レポートの提出があります。先述の「ビジネスコミュニケーション」で学ぶ内容を実際に生かさねばならないような機会が頻繁にあります。

「カナダのビジネス環境」についてのクラスでも同じで、ディスカッションが沢山あります。また、授業が後半になってくるとチームでのプレゼンテーションがどの授業でもあり、準備期間は大変ではありますが発表終了後の達成感は並々ならぬものです。

授業外では、土曜日にキャンパスでボランティアの方が英会話教室を開いてくれており、特別な予定がない限り参加するようにしています。留学生やワーキングホリデーで滞在中の方、移民としてこられている大人の方など年齢、出身国など様々で、楽しみながら英語を学ぶことができます。これからも継続して参加しようと考えています。

UVic(ビクトリア大学)にはたくさんのクラブやコミュニティが存在していて、残り少なくなった留学期間をより豊かにすべく、何か活動に参加しようかと考えており、見学に行こうと思います。

オフの過ごし方

オフは授業の予習復習に充てることを最優先としながらも有意義な時間を過ごすことを大切にしています。平日の放課後はホストファミリーとアフタヌーンティーを嗜んだり、ボードゲームをしたり、映画鑑賞したりして過ごすことが多いです。休日にはハイキングに行ったり、アイスホッケーの試合観戦に行ったり、ホストファミリーとお菓子作りをしたり、外食をしたりします。リーディングブレイクといって少し長い期間の休暇があり、その間は旅行しました。先日、ホストファミリーとホットヨガにも参加して、英語での指導を受けてとても楽しかったです。

また、クリスマス、お正月ホリデーの間は家族と過ごしたり、イエローナイフ観光に行ったり、犬ぞり体験をしたりしてきました。

クリスマスはホストファミリーとその家族、友達家族が家にやってきてお祝いしました。七面鳥、ケーキなど豪華な料理でもてなして頂いて、記憶に残るクリスマスとなりました。ハロウィーンが終わってからずっと飾っていたクリスマスツリーの下にプレゼントがたくさん置かれていて、その周りを手をつないで歌を歌ったのもとても楽しかったです。これはホストマザーの母国であるデンマークの文化だそうです。日本語、英語、デンマーク語、スペイン語、ドイツ語、フランス語でクリスマスソングを歌いました。ふとした時に思わず口ずさんでしまうので、この先もいい思い出として忘れることはないだろうと思います。

イエローナイフ観光では終始カナダの広大な大地の雪景色の中で滞在するだけでも興奮を抑えられませんでした。極寒という非日常的な体験をし感動、リラックスするとともに、改めて勉学に励もうとモチベーションを挙げてくれる旅でした。

留学で成長した点

先ず一つ目は、母国語ではない英語で授業を受けるので予習復習に時間を割く必要がある中で掃除、洗濯、朝食の準備など、身の回りのことは誰に頼ることもなく自分自身で行うしかないので、自然と自立した生活が送れているように思います。 次に、意識や行動の面で、疑問を抱いた時にはすぐに尋ねて解決するようになったことが挙げられます。授業の内容も、生活の中でのすごく些細な事でも、気軽に声をかけられるホストファミリーがいるので、とても助かっています。また、ホストファザーが大学教授であり非常にバラエティに富んだ話をする事が多く、気さくな彼の人柄から質問し易い関係性で、真摯に受け答えしてくれるので感謝しています。

私は日本語で話す際には極めて物静かというわけではありませんが、英語を話す際は口数が多い方ではありませんでした。しかし、こちらに来てからは話さなければならない環境のため自然に口を開く事が多くなり、会話をする機会が多くなりました。バス停で居合わせた方と話したり、スーパーでレジ待ちの際に前後の方と話したりと日常生活の中でも歴然とした変化があります。

残り少ない留学期間、勉学に励み、ここでしか得られない経験を積むことに精を出し、悔いの残らないよう頑張りたいと思います。

 

甲南大学
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