よく学生から「パソコンが使えるようになりたいのですが」という質問を受けます。
さて「パソコンが使える」とはどんな状態でしょう。「タッチタイピングがすごい」「ワープロソフトの機能をたくさん知っている」「プログラミングができる」など、人によって求めるスキルは異なるでしょう。
確かに、このような知識やスキルも必要です。しかし、本当に必要なのは「パソコンやインターネットとは、問題解決のための道具である」ことを理解し実践することです。
車に例えると、エンジンやミッションのすべての構造を覚えるのではなく、「車で友人たちとドライブへ行く」「たくさんの荷物を一度に運ぶ」といったように、自分の生活や行動を変化させる道具としての使い方です。
CUBEでの情報教育は、「先生の操作を見ながらワープロを打つ」といった情報教育は行いません。
「来週のプレゼンで自分の意見を的確に相手に伝えたい」「新しいアイデアを文章として形にしたい」、など、機械操作の先にある「自分のやりたいこと」をテーマに情報教育を行います。
「先生から教えられた操作しかできない情報教育」から、「自分のやりたいことができる情報教育へ」。これが私がCUBEで実践する情報教育の姿です。
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