はじめまして。来年からCUBEで会計学を担当する予定の新井康平です。いて座のA型,動物占いは黒ヒョウです。
実は先週実施されたオープンキャンパスにヘルプで参加して,何人かの受験生の方たちとお話をすることがあったんですね。その際,大学の学部を選ぶ基準って何なの?という話をしましたので,今回はそれを少し真面目にしちゃいます。もちろん,このお話の結論は「だからCUBEにこよーぜ!」というものになるんですが。
<学部選択で人生全部が決まるわけじゃない>
高校生の中には,どの大学のどの学部にいけたかどうかで人生が決まってしまうと感じている人が多いようです。かくいう私も昔,高校生だったときそう感じてました。もちろん,医者になるには医学部に,薬剤師になるには薬学部に,小学校の先生になるには教育学部に行かなくちゃなりません。でも,この世の中にある多くの職業のうち,どの学部を出たのか,が必要な条件となる職業は案外少ないんです。法学部でてなくても弁護士にはなれるし,経営学部でてなくても会計士になれるように(弁護士や会計士のような専門職は学部ではなくて大学院が大事になるんですけどね)。
それでも,学歴社会で大学ごとの教育水準なんかも違って,やっぱりどの大学のどの学部にいったかで人生決まっちゃうじゃん!なんて意見もあるかもしれません。
でもね,会社員や公務員になったいろんな先輩,友人の話をまとめると,「どの大学のどの学部にいったか」よりも「その学部で何をしたのか」のほうがはるかに人生にとって大事なんですよ。がんばってるなー,とか,幸せそうだ
なー,なんて連中は,学部時代からピカピカ輝いてたやつばっかりなんですね。
だから高校生の皆には,大学に入ることよりも,入ってから何をやるか,を意識して大学と学部を選んで欲しい。それで,そう考えると,一期生でCUBEに入る,ということはもうめちゃくちゃチャンスなんですね,これが。180人全員でゼロから大学そのものを作り上げていくしかない。否が応でも何かをせずにはいられません。こんな経験,どんなに頭が良くったって運が良くないと出来ない。そして,皆は超ラッキーなことに,そんなチャンスに遭遇しちまったわけです。これはもう,断然CUBEでしょーってことになるわけです。
<高校卒業時点でやりたいことが決まっていない,なんて当たり前>
さっきも書きましたが,医者になりたいとか,小学校の先生になりたいという明確な希望があるならそれ相応の学部に進学する必要があるんですが,実は多くの高校生はそれほど明確な将来像をもっていないかもしれないですね。かくいう私がそうでした。でも,それって当たり前なんですよ。今までの18年くらいの人生じゃ出会っていない職業のほうがはるかに多いわけですから。
そういう人こそ,CUBEへ来て欲しい。経済・経営を学ぶ,ということが持つ意味は,世の中の経済社会の大半を勉強するということです。つまり,CUBEでの充実したカリキュラムの中で,世の中の仕組みとか企業とか公的組織とか勉強しながら学部3年生くらいまでに自分のやりたいことを徐々に明確にしていけばいいんですね。
これは,比較的専門がはっきりしている学部では難しいとこです。専門的なことを中心に学ぶために教育内容が比較的狭くなってしまうから。また,学際系の総合・・・学部なんかでも,実はやっぱりやりたいことをみつけるのは難しいんですね。今度は幅が広すぎるから。何でもありの学際系学部ではやりたいことを「本当にやりたい」と感じる前に,それ以外のいろんなことを勉強しなくちゃいけなくて「何でも勉強するということは何も勉強しないことと同じ」なんて状況になってしまうわけです。
そう,そうすると多くの大学卒業生が企業なり公的組織なりに従事するこのご時勢,CUBEが提供するカリキュラムは適切な幅広さを持っていることになります。やりたいことが決まっていない高校生,あるいは曖昧にしかみえていない高校生,CUBEでならその霧をはらすことが出来るかもしれません(もちろんそのための努力は必要ですが)。ほら,やっぱりCUBEしかない。
ここまで,高校生の時点で学部を選ぶ際に気にした方が良いこととあまり気にしなくて良いことを私なりにまとめてみました。とにかく,学部を選ぶ際には,大学名とか学部名とかよりも,そこで何が出来るか,さらにそれが大学卒業後にどうつながるかを意識して考えてください。
今回はここまでですが,次回はこの続きで,働くことと学部の関係をお話しようかと思います。だって,大学っていうのは皆にとってはゴールじゃなくて通過点なわけですよね。だから,その先を見越して大学生活を考える必要もやっぱり重要なんですよー。
ではでは。学部選択の基準(2)でお会いしましょう。あまりネットばかりやらんと受験勉強もがんばって。
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