みなさんこんにちは、CUBEで経済学を担当します、倉本宜史です。
10月31日からCUBEのウェブサイトにある「教員紹介」で顔写真が始めて登場しました。
今まではこの「CUBEダイアリー」に登場した教員で唯一(?)顔の分からない人として、「こいつ誰だ?」状態でした…が、こんな顔をしています。
さてさて、話はいつものようにCUBEと経済学の話に移しましょう。
上の写真は、先日、共同研究者との打ち合わせのために東京の打ち合わせ場所へ行ったときの写真です。
いつも旅をする時はこんな格好をしています。
このとき会った共同研究者は大学院の先輩でして、”先輩”と聞くと皆さんの中には「こわいな?」とか「ガミガミと小言を言われそう」というイメージをお持ちかもしれませんが、一緒に作品(私達の場合は学術論文)を作るプロジェクトを通じて信頼関係を築くことができると、後は怖い先輩ではなく頼れる兄貴になります。
(何か部活やイベントで年上の人と一緒に行動している人はお分かりかもしれませんね。)
学年が違う人ともプロジェクトを通じて信頼関係を築くことが出来るわけです、CUBEでは入学される皆さんはみな1期生、CUBEの目玉であるプロジェクト型学習を通じてなるべく多くの人と一生の付き合いとなる信頼関係を作ってほしいなぁと思います。
(2年生になったら、今度は後輩達との信頼関係も築きましょうね。)
もちろん、われわれ教職員も皆さんと強い信頼関係を作られればといつも考えています。
今から楽しみです。
さて、話題が「プロジェクト学習への期待」になってしまいましたが、プロジェクトを成功させるコツを経済学の観点から考えましょう。
一つ、重要なことは「役割分担」です。
この話を経済学では「優位性」という言葉を使って説明することがあります。
簡単に言うと「AさんとBさんがあるプロジェクトで2つの仕事(1と2)の役割分担を決める時、2人が2つの仕事を同時にするよりも、それぞれが”得意”とする仕事に集中した方がプロジェクトがはかどる」という考え方です。
「なーんだ、当たり前の事だよ!」と思った人がいるかもしれません。でも、気をつけてください。”得意”ってどうやって決まるのでしょうか?
ここで経済学の考え方が重要になってきます。
でも、考え方は次回にお答えしますね。それまでに興味のある人は是非考えてみてくださいね。
ちなみに、先日福井県に行って来た時の写真を載せようと思ったのですが、なかなかうまくいきません。
ですのでまた次回に挑戦します。
なお、私の参加したシンポジウムでは福井市均衡の交通機関の役割分担について真剣な議論がされていました。
「ここでも使える経済学」ですね。
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