幸せの国、美しい自然と伝統的なチベット仏教、GNH(国民総幸福量)を重視した国家運営等、近年日本から大変注目を浴びている国 「ブータン」
CUBEでは今年度からブータンの地域社会を尋ね現地住民と親交を深め、現地の文化・社会を調査するフィールドワークを開講しました。初年度の今年は、CUBE生5名がブータンにフィールドワークに向かいました。
幸せの国において、CUBE生は何を感じたのでしょうか?
今回のフィールドワークに参加したマネジメント創造学部4年の阿部帆奈美さんにレポートして頂きました。
期間:2013年8月22日-8月31日
【ブータンフィールドワークレポート】
昨日バンコクに到着し、ホテルで1泊しました。そして午前3時に起き、ブータンへ出発するために空港へ向かいました。ブータンへ入国する人は少ないと思っていましたが、手続きカウンターには意外とたくさんの人がいました。バンコクのホテルの人曰く、この時期の日本人観光客の数は最近増えているとのことでした。また、帰国しようとしている人たちは、とても大きなテレビを大量に購入している人が多かったです。この段階ですでに驚くことが多かったです。
そして飛行機の離陸時刻となり、いよいよブータンへ向けて出発。機内でゆっくりしていたら前の席に座っていたバングラデシュ人に話しかけられました。日本のことをたくさん尋ねられ、それに対して拙い英語ではありますが、ちゃんと話せたことが嬉しかったです。
そうしていると、飛行機が着陸。降りようとしたら、先程一緒に話していたバングラデシュの方が「ここはバングラデシュだよ。ブータンに行く人は降りたらダメだよ」と教えてくれました。バンコクからバングラデシュの空港で一度止まり、そこから再びブータンへ向かうということを私たちは全く知りませんでした。前の座席の方がいなかったらバングラデシュで降りてしまうところでした。親切さに感謝しました!
そんなこともあり、ブータンに到着する頃には疲れきっていました。しかし、到着して景色を見ると、一気に疲れが吹き飛びました。青い空、白い雲、澄んだ空気!大自然を肌で感じながら、ガイドの方と合流しました。ブータンでは英語が通じるので、やりとりは全て英語です。ブータン滞在中ずっとガイドの方がついています。
ガイドの方の運転する車に乗り、ブータンのホテルに到着。そこでブータンに精通しておられる日本人の方とお昼ご飯を一緒にいただき、ブータンについてお話をしていただきました。その方はお話の中で、「疲れないように歩く」「許す、与える、感謝する」これがブータン人の生き方だとおっしゃいました。日本での生活で私が忘れていることばかりです。このお話を踏まえた上で、これからのブータンの人々の生活をしっかり見てこようと思います。
その後、民族衣装を購入し、お土産屋さんも回りました。ホテルでも、お土産屋さんでも、日本人やブータン人、韓国人など、たくさんの人が話しかけてくださったのでとても嬉しく思いました。旅を通しての出会いも、大切にしていきたいと思います。
part2につづく・・・
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