久郷 文也(甲南高等学校出身)(メーカー(化学工業)に内定)
【就活を振り返って】
率直に、就職活動は面白かったです。もちろん就職活動は楽なことではありません。その苦労の中で、なんとなく興味があった業界を調べて、更に魅力的を感じることや、ほとんど知らなかった業界が興味深くなったりするなど、多くの発見がありました。また、先輩社員訪問を通じて、社会人に比べて自分がどれだけ未熟なのかも痛感しました。学生から社会人になるという転換期に、社会に対する自分の疑問や興味を自由に学び、新たな発見をできたことが、就職活動を楽しみながら続ける私の原動力だったと思います。
【就職活動で大変だったこと】
自分なりの志望理由を作ることです。人気がある企業であれば何万人という学生が選考に申し込みます。どれだけ多くの学生がいても、一人一人の志望理由は必ず違っています。それは志望理由も自分の経験や考えから生まれるからです。この自分の経験や考えで裏付けされた志望理由を考えることが本当に大変でした。自分に何度問いかけても答えが出ず、やっとの思いで完成させても、読み返すと誰もが言いそうな志望理由になっていることがほとんどでした。それが面接にも影響し、自分の志望理由に気持ちを込めて話すことができませんでした。入社する上で最も根本的な部分である「なぜ私がこの企業に入りたいか?」という質問に、自分らしいオリジナリティのある答えを導きだすことがとても大変でした。
【最終面接必勝法】
「この会社に絶対に入りたい!この会社で働けば絶対楽しく働けるはず!」という思いを100%持って臨むことです。少しでも「あまりここで働きたくないな」と思ってしまうと気持ちで負けてしまいます。ポジティブに考えると気持ちも明るくなります。そうすると緊張もほぐれ、自分が話すことに自信を持てます。顔も明るくなり声もハキハキしてきます。簡単そうに見えますが、これが結構難しいのです。これができると絶対に最終面接に合格し、内定通知がもらえるでしょう!
【CUBEでの学びがどう就職活動に役に立ったか】
学びでは無いと思いますが、CUBEの強みである「先生と学生の距離が近い」ということが非常に役に立ったと思います。就職活動で感じた大事なことの一つは、「できるだけ早く自分がどうような仕事をしたいかを決めること」です。早い人であれば中学生からずっと同じ目標を持ち、その夢に向かって努力している学生もいます。しかし私は、大学に入るまで全くそのような目標がありませんでした。CUBEに入学し、様々な分野の先生と話し、面白そうな分野を発見し、それを自分の職業にしたいと思えることができました。CUBE以外であれば先生と話す機会も少ないでしょうし、目標なしに就職活動を進めていたかもしれません。この就職活動の第一のステップを自然な流れで進めることができたことは、CUBEの特徴である「先生と学生の距離が近い」おかげだと本当に思っています。
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