留学体験記(増田)

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CUBE DIARY

留学体験記(増田)

2010.12.21

みなさん、こんにちは。私は今SUNY at Buffaloに留学に来ています。こちらにきての生活、とくに勉強について、具体的な勉強の仕方など、私が皆さんにお伝えできる事を紹介したいと思います。

私は大学の寮に住んでおり、ルームメイトと二人でルームシェアをしています。私のルームメイトはタンザニア出身で、英語はnative speakerのように話せます。初めは生活習慣の違いにとまどいましたが、私たちはお互いの国の話や将来の目標、過去の経験、友達の話、恋の話などいろんな話をたくさんし、理解し、尊重しあうようになりました。宗教の話や文化の話では、お互い真剣に意見の交換をすることもあります。しかし、けなすことはありません。理解するためにぶつかります。このような意識も共通で持っており、彼女とはとても気が合います。今では大切な友達です。

さて、本題の勉強面についてですが、
9月から始まった秋セメスターも、12月のfinal examでおわります。
私はMacro economics(マクロ経済学), Micro economics(ミクロ経済学) の2科目をアカデミック科目として受講しています。どちらの科目も一度日本で受講した事があり、おもしろいと感じていたので、もう一度英語で学んでみたいと思い、この2科目にしました。

まず、日本の大学とは違い、授業についていくためには、予習、復習はかかせません。
具体的な一連の流れとしては、ほとんどのクラスで初めにシラバスが配られ、そのクラスのスケジュールを見ることができます。まず、これに基づき、次回のクラスで扱われるchapterを読みます。そして、授業では自分の理解が正しいか確かめ、また追加の知識を得ます。そしてその後、理解できていない箇所を明確にし、もう一度教科書で確かめるか、教授に質問します。また、練習問題があれば、それを使います。

しかし、実際に続けることは難しいことでした。

Macro economics を通して得た経験をお話ししたいと思います。
私は初め、予習しかしていませんでした。授業内容もそれ程難しくなく、理解できていると感じていました。そして初めての中間テスト結果は7割、グレードはC+でした。 私はこの結果に満足できませんでした。そして、目標を掲げました。思い切って、グレードAをとる事を目標にしました。正直、そこに向かう努力をしてやっと8割、グレードBにたどりつけるくらいだろうと思っていました。そして、ここから始まりました。まず復習をするようになり、わからないことはその日のうちに理解していきました。毎日予習、復習、その日の課題をこなすために、毎日しなくてはいけないことを書き出し、優先順位をつけ、スケジュールを細かくくみました。わからなくても向き合い続け、投げ出さないで、継続しました。

そうして約一ヶ月後に迎えた二回目の中間テストでは、目標達成することができました。また、この経験は他にも変化をもたらしました。毎日の予習、復習の習慣がつき、Micro economicsでも同じ成績をとることができました。
このような変化は私だけでなく、『予習、復習もしないまま、授業を受けていたなんてもったいなかった』というような話を他のCUBE生からも聞きます。

難しいこともありますが、目標をもち、確実に、そこまでのステップをひとつひとつ歩んで行く事で成果は表れると思います。

勉強は楽しいだけではありません。しかし、興味を持ち、学びたいと思ったその心を無駄にしないように、最後までやりきる事で実になると思います。

最後に、尊敬する教授に頂いたお言葉を紹介します。
「無理はせず、背伸びをして」
今後も、この言葉を胸に、勉学だけでなく、さまざまな事に向上心、好奇心をもって過ごしたいと思います。

増 田 真 理 <花園高校出身>

甲南大学
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