UVic ライフ(池原)

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CUBE DIARY

UVic ライフ(池原)

2010.11.19

カナダのビクトリア大学に来てもう三ヶ月が経ちました。First Semesterがもうすぐ終わろうとしていますが、改めて振り返ってみると留学にきて本当によかったと思うことがいくつもあります。今回は私がカナダに来て感じたこと、体験したことをこのCUBE.comを通して皆さんに伝えたいと思います。

八月一日にBC州ビクトリア大学に到着し、初めの一ケ月はISIBM(International Summer Institution Business Management) というビクトリア大学のビジネスが提供しているサマープログラムに参加しました。
ここでは約40人のインターナショナルな学生たちと朝8時半から夕方までビジネスについて勉強しました。私が取っていたクラスはBusiness Communication, Entrepreneurship, International Business, Service Marketingの4つで、どの授業もとても興味深く、実際に大学で教えている教授たちがクラスを担当していたので、とてもエネルギッシュで内容の濃い授業でした。
また、キャンパス内の寮で生活していたため、参加していた学生はみんな自然と打ち解けて気づいたら仲良くなっていました。夜はフロアにあるラウンジルームに集まってグループワークのミーティングをしたり、プレゼンの練習を繰り返したりして、とても充実した毎日を過ごすことができました。ここでできた友達とは今でもたまに連絡を取っています。

そして八月が終わりサマープログラムの学生は帰国し九月に入ると、私は寮からホームステイに移動し、本格的な大学の授業が始まりました。
ビクトリア大学は本当にきれいなキャンパスで、まるで大きな公園の中に大学があるかのような造りになっています。キャンパスはリング型になっていて端から端まで歩くのに10分もかかりません。移動にも困らないし、美味しいカフェもキャンパス内にあるので授業の合間は図書館で予習したり、カフェで友達としゃべったりして過ごしています。私が選択している授業はBusiness English, Organizational Behaiviour, Fundamental of Marketing, International Businessです。この間Midterm Examが終わり、まだまだ勉強が足りていないということを痛感させられました。後半の3つの授業はネイティブの学生と一緒に授業を受けるので、とても刺激があります。こちらの学生はみんな授業中によく質問をし、教授が投げかけた問いに対しても学生が次々に返答していきます。学生のモチベーションが高く、私も負けられないとつくづく感じています!

ここで少しホームステイについて紹介します。
私が一緒に暮らしている家族は夫婦で子供が三人いますが、みんなもう仕事をしているので家を出ています。家はキャンパスからバスで五分です。ホストマザーは本当に素敵な人で、英語を教える資格も持っているので私の文法や単語が間違っているとよく教えてくれます。また大学のレポートやエッセイも提出する前にチェックしてくれるので、語学の面では本当に助かっています。
この三ヶ月で寮もホームステイも体験しましたが、やはり断然ホームステイのほうが私には合っていることに気づきました。まず、何よりもホストマザーは料理がとても上手いので食事に困らないことです。ホームステイに移動して二ヶ月が経ちましたが、未だに同じ料理が出てきてないといっても過言ではないくらい毎晩、多種多様な料理を作ってくれます。週に三回はご飯を炊いてくれます。週末にはタイ、韓国、ベトナム、イタリアン、中華などのレストランに連れて行ってくれます。私も時間があればサラダを作ったりして一緒に手伝うこともあります。また、私の隣の部屋にはホストマザーの姪っ子のDylanがいます。彼女はバンクーバーからビクトリア大学に来ていて、一緒に暮らしています。夕食のあとは一緒にテレビを見たり、夜遅くまで語り合ったりもしています。お互いの時間が空くと映画を見に行ったり、買い物に行ったりすることも!すごくサバサバしていて気が合うのでルームメートが彼女で本当によかったです。

十月三十一日はHalloween partyに参加してきました。夜七時くらいからClusterというキャンパス内の寮で留学生が集まり、パーティーをしました。みんなそれぞれ個性あふれる衣装を身にまとい、写真を撮りあったり騒いだりしてとても楽しい時間を過ごせました。その後は19歳以上の生徒はNight Clubに移動してもっと大きなパーティーに行きます。ここにはビジネスの学生だけでなくビクトリア大学の色んな生徒が集まるので、とても活気にあふれていてみんな盛り上がっていました。こちらに来て気づいたことは、学生は勉強も遊びも同じくらい楽しんでするということです。日本にいる時、疑問に思っていたことが少し解消された気がします。勉強か遊びどちらかに偏った大学生活を送る学生が多い中、この二年生の後期からカナダに来たことによって、改めて自分の勉強の仕方や友達づきあい、そして生活スタイルそのものを見直すいい機会になりました。

まだ留学生活は始まったばかりです。あと残された半年間をどう過ごすかは本当に自分次第だと思います。ここに来る前に読んだ本の中にこんなことが書いてありました。
『留学のチャンスを逃すべからず。もし経済的に余裕があるのなら、まずはどんな形でもいい、留学してみて損はない。行かないよりは行くほうが絶対にいい。日本でしか暮らしたことがない人は、無意識に日本の常識が世界の常識と信じてしまっているものだ。今自分が生きている状況に縛られているものだ。今自分がしている生き方の他にも、別の生き方がある。人間はもっと多様で自由である。生き方に唯一の正解というものはない。いろいろな正解がありうる。それを肌で感じるべきなのだ。』
留学にきても日本人とずっと一緒にいる人もいれば、自分からどんどん積極的に新しい友達を作り楽しんでいる人もいます。私も高校生のときから大学時代に一年間留学することを目標にやってきました。
留学は決して特別なことではありません。特別ではないけれど、めったにないチャンスではあると思うのです。だから、私はこの与えられたチャンスを無駄にすることなくこの一年間で日本ではできない沢山のことを経験し、また一段と成長して帰ってくることを目標にし、残された日々を大切にしていきたいと思います。

池 原 理 恵 <小林聖心女子学院出身>

甲南大学
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