皆さん、こんにちは。特別留学コース2年生の嶋田幸司です。私は現在アメリカのニューヨーク州にあるバッファロー州立大学(UB)に留学中です。こちらでの生活は想像していたよりも大変なものですが、短い時間の中で本当に、たくさんのことを吸収できています。
さて、私はUBでの生活を紹介するつもりですが、授業や寮生活のことは渡辺さんや春名くんがもうすでに詳しく紹介してくれているので、今回私はUBでのクラブ活動について説明します。
私は甲南中学、甲南高校出身で、その6年間剣道部に所属していました。ですから、留学する際はバッファローでも剣道をしたいと考えていました。幸運にもバッファロー州立大学には剣道部があったので、私は現在剣道部に入部し、こちらでも剣道を行っています。
練習は毎週火曜と木曜の2回で、火曜は20時から22時、木曜は19時から21時半まで行なっています。
バッファロー剣道クラブには30名ほどの部員が存在し日本人も数人いますが、多くはアメリカ人や韓国人など初心者の外国人です。初心者が多いので私は現在、教える立場と、教えてもらう立場の両方として練習に参加しています。
もちろん、双方の場合でも使う言語は英語です。当たり前のことですがこの言語の問題が意外と大変です。特に剣道は日本発祥のスポーツなので、例えば「気合いをためる」とか「気迫をだせ」などといった精神面の指導をどのようにして伝えたらいいのかという、言葉の障害に毎回ぶち当たります。しかし、どちらの立場に立っても自分が思うことを必死に伝えるようと考えながら練習に励んでいます。(あまりに夢中になりすぎて練習を止めるときもしばしば笑)
もちろん私の英語は、全然上手くありません、だからこっちが伝えたつもりでも「こいつは何を言ってんだ?」というような顔をされるときも少なくありません。しかし、とりあえず口に出して伝え続けています。その成果かは分かりませんが、最近では初心者の人たちが自らしゃべりかけてきてくれたり、自ら剣道についての質問をぶつけてきてくれるようになりました。
話は少し変わりますが、この前カナダで行われた剣道の大会にも出場しました。その大会では、カナダやアメリカの大学の剣道部の人達と試合を行いました。日本で行ってきた大会と違った部分もあり、最初は少し戸惑いましたが、最後にはそれらのことも含め、有意義なものであったと感じることができました。そして試合の結果としては、個人戦(3段の部)と団体戦で優勝することもできました。さらに、カナダの現チャンピオンの方と稽古をつけてもらったりと、とても貴重な経験を得ることができました。
これからも勉学共々、文武両道を実践していきたいです。
嶋 田 幸 司 <甲南高校出身>
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