こんにちは。マネジメントコース2年生の淺田はるかです。
今回、農業体験のモニターツアーとして同じCUBEのメンバー(大坪、内海、小松、私)と倉本先生の5人で2泊3日の田舎暮らしをしてきた。
場所は三重県の大台町というところで、西宮北口から電車を乗り継いでおよそ4時間。到着した駅の付近にはスーパーなどがあったので、そこまで田舎という風に感じなかった。しかし、私たちが今回お世話になった農家の中村さんが住んでいる栗谷という地区は想像以上だった。車で20分ほど行くと景色が一気に変わり、360度どこを見ても山、山、山!!自然がいっぱいで空気が澄んでいるのがよくわかった。とにかく、山も川も星も全部がきれいだった。
初日は鮎釣りの予定だったけれど、あいにくの雨で陶芸に変更になったけれど、電動ろくろに初めて挑戦した。全員が夢中になって時間があっという間に過ぎてしまった。
その後、中村さんが用意してくださったシカとイノシシのお肉や野菜でバーベキューをした。どれもおいしくて、なかなかお箸が止まらなかった。
クーラーはなかったけれど、夜は扇風機で十分なほど涼しく、朝方は寒いぐらいだった。
翌朝は座禅のために5時30分に起きなければならなかった。最初はもっと寝たいと思ったけれど、驚くことにニワトリの声に起こされ、起きてみればなかなか清々しい朝だった。座禅は思っていた以上に大変で、自分はまだまだだなと感じたけれど、充実した朝を過ごすことができた。
天気もよく晴れたので、午前中は農作業。私は生まれて初めてトラクターを運転した。運転免許をもっていない私にはとにかく新鮮で緊張したけれど、楽しかった。その後からが大変で、ひたすら鍬をもって畑を耕して…。腰も痛いし、心も折れそうになって、そこで初めて、農作業は楽しいだけではないと身をもって感じた。何とか鍬を使うのにも慣れてきて、みんなでそばの種まきまで終わらすことができたときは、すごく嬉しかった。
お昼からは、中村さんが収穫して、挽いたそば粉から自分たちでそばを打った。これも結構な力仕事で、大変だったけれど自分たちで打ったそばは太さがバラバラだったけれど、こしがあっておいしかった。
この3日間を通して、私が体験したことはどれも新鮮で、田舎で暮らすことの大変さや楽しさを感じることができた。また、地元の方々と話しているうちに田舎の町が抱えている過疎化の問題に関する声を直接聞けたので、それもとても勉強になった。CUBEで経済学を学んでいるので、このような問題にも今後取り組んでいくべきだなと感じた。
最後に、このような経験ができたのも地元の方々の協力や優しさがあってのものだった。本当に温かい人ばかりで、この3日間は自分にとってプラスになることばかりで、行ってよかったなと帰ってきてからも改めて感じる。いろんなことを学べた3日間はとにかく楽しかった。
淺 田 はるか <加古川西高校出身>
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