米国総領事館公邸の夕食会に参加して(池原)

米国総領事館公邸の夕食会に参加して(池原)
米国総領事館公邸の夕食会に参加して(池原)
CUBE DIARY

米国総領事館公邸の夕食会に参加して(池原)

2010.07.09

5月21日、エドワード・ドン米国総領事公邸の夕食会に参加してきました。

授業が終わりCUBEを出発し、佐藤先生に連れられ、苦楽園にある総領事公邸にタクシーが到着したのは、当たりが少し暗くなりかけた夕方7時過ぎ頃でした。閑静な住宅街の中にある総領事公邸。玄関前に立つ警備員さんの指示に従い建物の裏手に回り、狭い階段を上りきると、左側に大きなプール、右側には広い庭が広がり、そこではすでに外国映画で見たことのあるようなガーデン・パーティーが始まっていました。気持ちを落ち着かせ、周りを見回すと、日本語で楽しそうに話している中国の方、ターバンを巻いたインドの人など30名近くの人がパーティーを楽しんでいました。普段の生活では、なかなか経験することのできないインターナショナルな雰囲気の中で、学生は私だけ。初めは難しい話をしている会話になかなか入り込めず、緊張していました。学生がいること自体珍しいということもあったのでしょうか、領事館の米国人スタッフ、関西財界の方等、本当に親切に話しかけて頂き、少しずつパーティーの雰囲気に慣れていきました。

この8月からカナダのビクトリア大学に一年間留学することが決まっている私にとって、このような場は英語を活かすチャンスだと思い、英語で挨拶したり、真剣に話を聞くことにしました。各業界で活躍される大人の方々の話を聞きながら、世の中には、私がまだまだ知らないことがたくさんあるのだと実感しました。

特に印象深かったのが、領事館で働くSさんとの会話でした。8月留学を間近に控え、期待と不安が少しずつ大きくなりつつあるこの時期、Sさんが領事館で働くことになるまでのいきさつや、領事館での仕事について、興味深く話を聞かせて頂きました。「もういちど学生に戻れるとしたら何をしますか。将来の進路はどうやって決まりますか。」とういう私の質問に対して、「大学生の頃は、自分の進むべき道に対してこれでいいのだろうかと疑問を持つ人や、自分が決めて進んできた道が自分に合わないと簡単にあきらめてしまう人がいるけれど、どんな道にいたとしても最後まであきらめず努力し続けるうちに自分にとってこれだと思えるものが見つかる。」と教えてくださいました。辛くて苦しい時期があっても、あの時、あの努力があったからこそ今の自分があるのだと思えることが大切なんだと、改めて気づかされました。自分が選んだ道を、これからも一歩一歩大事に歩いて行こうと思いました。領事館では働き、外国人と結婚されたというSさん。とても笑顔が素敵で柔らかい雰囲気を持っている女性でした。

池 原 理 恵<小林聖心女子学院高校出身>

甲南大学
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