CUBE1回生 特別留学コース 池原理恵です。
今回は、みなさんに私の受験体験記をお伝えしたいと思います。?
私がCUBEと出会ったのは高校2年の春。
「甲南大学に新しい学部できます。」
の広告を見た瞬間、私とCUBEの出会いが生まれました。
それからの毎日というもの、CUBEに入学することだけを思い続けて高校生活を送ってきました。そして、高2が終わり高3になった春から周りのみんなは塾に通い始めたり、今まで休み時間に遊んでいたメンバーが教室にこもって勉強したり、私の周りの環境が少しずつ変化してきました。
本格的な受験シーズンに入った夏休み前、私の心の中に迷いが生まれました。それはある大学の経済学部の指定校推薦枠をいただける、という話を当時の担任の先生から伺ったことから始まりました。以前から興味のあった大学、そして学んでみたいと思っていた経済という分野。わたしのCUBEに対する気持ちが揺れ始めました。
指定校推薦をもらえば早期の段階で自分の希望する大学へ行くことができる。
CUBEを受験するなら「大学受験」という大きな壁を自力で乗り越え勉強しなければならない。
この究極の選択を迫られた私は、それから毎日悩み続けました。
そうしているうちに夏休みに入り、私は担任に指定校推薦枠をいただくことを伝えました。その時なぜかほっとしたのと同時に、私の中で今まで培ってきたCUBEへの思いが一瞬にして消え去り、自分にとって楽な選択肢を選んだはずなのになぜか心の中は空っぽでした。周りは受験勉強で必死な時、私はほぼ進路が決まりかけ、安心という気持ちとなぜか嬉しくない複雑な気持ちの狭間で、夏休みを過ごしていました。まだCUBEに対する気持ちを忘れ切れていなかったのです。
夏休みがあけた9月、学校が始まり学年の半数が家庭学習に入った時期、今まで私の心の中にあった複雑な気持ちが抑えきれなくなり、悩みに悩み続けた結果、自分の中で最大の決断をしました。
「やっぱりCUBEに行きたい!」
その気持ちだけが当時の私を支えていました。
今思えば、その日の放課後、親友との会話がなければ今の私はなかったと思います。
つづく・・・
池 原 理 恵<小林聖心女子学院高校出身>
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