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PROFESSOR 共に考え、行動する先生たち

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世の中は白黒つかないことばかり。

前田 正子先生

専門:社会保障・地方行政・人口問題
担当:公共経営の先端・パブリック研究プロジェクト 他

  • これまでに出版した著作の数々。授業でもこれらの本を使用する予定にしている。

世の中には気になること、疑問に感じることがたくさんあると思いませんか? 私は気になることがあると、そのままにしておけない性分です。「さまざまな事象を多様な軸で捕らえ、課題や問題点を探る」という瞬発力が最も鍛えられたのは、横浜市の副市長を務めたときのこと。副市長は、年間2000件近くもの案件に対して決裁をしなければいけない立場。毎日さまざまな人が決裁を求めて説明にやって来ます。たとえば、その施策は何を目指すのか、問題点はないか、何が大事なのか、市民の支持を得られるか、などを軸に説明者と質問のキャッチボールをしながら、決裁するかしないかを短時間に判断する。そうした経験の中で実感したのは、「こっちが正しくてこっちは間違い」というように、ハッキリと白黒つく問題はほとんどないということです。ではいったい何を基準に判断するかというと、「この案件において最も大事なものはなにか」を見極めることです。そして、この案件で何が大切かという気づきは、最終的には自分自身のこれまでの経験から生まれてくるものです。

アメリカのビジネススクールでも同じようなことを教わりました。「会計学や組織論などは単なるビジネスの道具であって、どの場面でどの道具を使うかで答えは違ってくるし、いつも答えはいくつも出てくる。たったひとつの正解を導く魔法の道具なんてどこにもない。いくつもの選択肢の中で、何が正しいのか、何を選ぶのかを決めるのは、自分自身の人間としての力だ。その力を育てるには、自分自身が人と交わって経験を積み、さらに古典文学を読んだりして教養を深めるしかない。流行のビジネス書を読むくらいなら、たとえばシェイクスピアを読みなさい。そこには、人間がどうして間違うかというエッセンスが詰まっている」と言われたことが、印象に残っています。学生の皆さんも、CUBEで多くのことを経験して人間力を高めてください。

メッセージ

人生には無駄な経験なんてありません。どんなことにも前向きな疑問を持てるような、知的好奇心のアンテナをピンと張って人生と向き合ってください。大学で教えることは、私にとって初めての経験。ともに多くのことを学びましょう。

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