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PROFESSOR 共に考え、行動する先生たち

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「書く」という行為によって思考は整理され、知識が定着します。

広渡 潔先生

マネジメント創造学部 学部長

専門:国際金融史 担当:国際通商

  • ケンブリッジ大学では、主体的に学ぶことを徹底して鍛えられた。

私は30年近く銀行員として主に国際金融に関わってきました。そして退職後歴史を学びたくてケンブリッジ大学歴史大学院に留学。そこでかつて国際通貨であった英ポンドの衰退を主に通貨外交史の観点から研究してきました。通貨外交を歴史的な文脈で捉えると、そこに浮かび上がるのは各国間の利益と価値をめぐる争いであり、そこには力も絡んできます。それゆえに国際関係とは正に協調と対立の歴史であり、協調が内に対立を含み、対立がつぎの協調を産む、そこに国際関係の複雑さと面白さがあります。私がCUBEで担当する国際通商でも歴史という窓から国際関係を見つめる醍醐味を伝えたいと思っています。

ケンブリッジでは大学院生だけでなく学部生にも全てSupervisionという個人指導が行われ、贅沢な環境でした。しかしそこで行われているのは必ずしも手とり足とりの懇切丁寧な指導ではありません。学生はSupervisionの前に必ずエッセイを提出、それをもとに1対1の議論が行われます。あくまで主体は学生にあり、担当の先生は疑問点があってもすぐに解答を示しません。新たな参考文献や資料が示唆され、学生はそれを基に再び自分の議論を練り直します。そこで問われるのはまさに学生の主体的な姿勢であって、そこに教育の原点を感じましたし、少人数制の授業を核としているCUBEに通じるものがあります。

主体的に学ぶうえで重要なことは、様々な文献、資料を読みながら、それを基に自分の考え、意見を自分の文章として整理することです。プレゼンテーションは大事ですが、その前に自分の話す内容を整理する、そのために「話す」前にまずきちんと「書く」ことが大事です。その過程で文献、資料にフィードバックしながら、書いたものをさらに練り直していく。その繰り返しによってしか、達意の文章、表現力は身につかず、またこうした地味な努力を経て知識が自分のものなっていきます。CUBEの学生の皆さんの地味な努力を期待しまたそれを全力でサポートします。

メッセージ

学生の皆さんには主体性を持って学んでほしいと考えています。そのために重要なのが目標管理です。短期・中期・長期の目標を設定し、今すべきことを考えてください。例えば、国際機関で働くことを長期目標に設定するのであれば、中期目標は開発経済学、公共政策などの修士号を取ること。もし海外の大学で修士号を取るなら、CUBEでは英語力を上げることを目標にしてもいいでしょう。将来を見据えた目標管理で、自己を高めていってください。

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